■専門家が明かす！ 家庭でできる３つの節水対策

　そんな中、家庭でできる身近な節水方法はどのようなものになるのだろうか。節約アドバイザーの和田由貴さんに聞いたところ、３つの対策を挙げてくれた。

「家庭で使っている水の割合が最も多いのはお風呂です。その中でも一番気をつけて欲しいのはシャワー。シャワーは１分間に１２リットルもの水を使います。一方でお風呂を満杯にしようとすると２００リットルほどが必要に。

　つまり、シャワーを約１６分間出しっぱなしにするとお風呂が満タンになる。４人家族だと１人５分しかシャワーを使わなかったとしても、合計で２０分使うことになります。とにかく、こまめにシャワーを止めるのが大切です」

　しかし、シャワーの水栓といえば手元からはいささか離れた位置にある。いちいち止めるのは億劫という方も少なくないはずだ。そんな方の味方となるのが「シャワーヘッド」だという。

「ホームセンターなどに行けば止水ボタンが付いているシャワーヘッドが１０００円～１５００円ほどで売っています。髪の毛を洗っている最中なんかにも気軽に水を止められる。止水ボタンが付いているタイプのシャワーヘッドは自宅に備え付けのタイプに比べて穴の数も少ないため、使用水量も平均で５０％ほど削減できるのです」（前同）