■不祥事続出のジャニーズ事務所で露呈する“脆さ”

 危機管理能力が高いと自認する三宅。同配信では話の流れで、TOBEは「会社として写真撮影・サイン禁止」と言い、「握手」はOKと明言した。

 なかでも三宅は「写真を撮らないことがいかに重要か」と強調。その理由として、「(知らない人と)初めて会って、“写真撮っていいですか?”と言われて写真撮って、その人が詐欺師だったらどうする?(中略)撮った写真が何かの宣伝で使われるかもしれないじゃん。一回しか会ってないのに、友達だって言われてビジネスを勧められても困るじゃん。リスクヘッジのために撮っちゃいけないってことよ」と丁寧に説明した。現在、加護亜依(35)の暴力団関係者と一緒に映った写真が騒動になっているだけあって、こちらもとても説得力のある発言だと言えよう。

 三宅の、アイドルとしてしっかりと生きる姿勢には、ファンからも《アイドルの鏡》《みんなに聞かせたい》など称賛が相次いでいる。前出の芸能プロ関係者は「今、若手ジャニーズにとって、三宅さんのような存在がいない」ことを指摘する。

「まず、いてくれるだけで安心する、という先輩が近くにいることは後輩にとって何よりも貴重で心強いものですが、ジャニーズ事務所では、存在感があって頼れるタレントほど辞めてしまう、というのが続いている。

 また、最近はジャニーズJr.がSNSでつながった女性と関係を持ったり、コンサート中のファンとの撮影で物議を醸す、食べ物を投げつける動画が流出するなど、ネガティブな話題を振りまいていますが、裏を返せば、“なぜアイドルがそれをしてはいけないのか”を理解させる先輩がいないという脆さが露呈しているとも言えそうです。

 多人数を見ないといけないという苦しさはありますが、正直、ジャニーズアイランド社長の井ノ原快彦さん(47)には心もとなさがありますよね……」

 ジャニーズからどんどんタレントが流出しているのは事実。同社から、安心感を与えたり、未来を語ったり、諭すことのできる先輩がどんどん離れて行っているのとは対照的に、三宅はTOBEで、特別な“兄貴ポジション”を確立させているようだ。