■木村拓哉から大谷翔平へ……進むスポンサーのジャニーズ離れ

 前出の芸能プロ関係者が続ける。

「手を出したタレントへの小遣いを経費で切っていたとしたら、会社も関わってくる問題になる可能性がありますよね……。ジャニーズ事務所にとっては致命的な証言が続々と出ているような状況です。もはや問題の解決は不可能にも思えてきますよね……。

 そんななか、その責任を取る形でのジュリー社長の退任話が、まだ決定事項ではないようですが、最後の調整段階に入っているとも聞こえてきていますね」

 ジュリー氏は5月14日、ジャニーズ事務所の公式サイトにアップされた動画で謝罪し、文書で見解を発表したが、それ以降、公の場には出てきていない。

 その間にも問題は深刻度を増しており、国際的企業であるP&Gジャパンは8月5日配信の『東洋経済オンライン』の問い合わせに《弊社がビジネスパートナーに期待する基準への再認識を求めるべく、弊社よりジャニーズ事務所に本件の問い合わせを行うとともに、(遵守事項をまとめた)ガイドラインを再度共有している》とコメントしている。

 また、日本テレビは《弊社はジャニーズ事務所と双方のコンプライアンス担当者も含め、数回にわたり対話を行っている。同様の問題が二度と起きないよう強く求めている》として、テレビ東京もジャニーズ事務所が設置した外部の専門家による「再発防止特別チーム」に週刊誌などで報道されていることが事実かどうか調査し、公表するよう「同局の担当役員が、しかるべき立場の人に伝えた」ということも明らかになっている。

「海外での売り上げが大きい資生堂は、木村拓哉さん(50)を広告に起用するのを中止し、大谷翔平選手(29)を起用したという報道もあるように、タレントにも影響が出てきていますよね。

 近々の退任が噂されるジュリー社長ですが、“記者会見はしない”とも言われています。会社のトップとして、矢面に立って説明すべきことだとは思われるのですが……」(前同)