■なにわ男子・道枝駿佑の手紙に「番組の私物化」指摘も

 迷走っぷりにトドメを刺したのは、なにわ男子の道枝駿佑(21)だ。番組終盤、道枝はサプライズで「なにわ男子のみんなへ」という手紙を読み上げ始めた。

「最初は年齢も歴も違う7人が集められて、自分のやりたいことができるか分からず、日々の様子で不安にさせたかもしれません」

「デビューに向け人生のすべてを賭け日々を過ごす中で、僕の理想がなにわ男子に変わっていきました。悲願だったデビューが決まって。みんなと涙したあの瞬間を僕は一生忘れません」

 などと、まさかの自分語り。そのうえで、「この『24時間テレビ』で、国民的アイドルになりたいと思っています」と宣言し、「この7人だからこそ、できることを形にして多くの方が心から楽しめるようなジャニーズのエンターテインメントを届けていきましょう」と胸中を明かした。

「その後も、メンバーである大橋和也(26)と西畑大吾(26)への個別メッセージを朗読したんですよね。残りのメンバーである、大西流星(22)、高橋恭平(23)、長尾謙杜(21)、藤原丈一郎(27)への言葉は割愛しましたが……。

 やはり、“チャリティ番組”の”パーソナリティー”である以上、自分らにスポットが当てられたりするのは避けるべきではないでしょうか。しかも彼らはまだ“国民的グループ”とは呼べない存在。ファン以外は、“自分たちのことを語られても……”という感じになってしまいますよね。手紙の内容も、ライブやYouTube企画など、基本的にファンだけが集まるコンテンツで語れば良い話でしたね。

 ジャニー氏の加害問題が取り沙汰されるなか、あえて“ジャニーズのエンターテインメント”を強調したことに覚悟を感じたというファンもいましたが、《チャリティー番組だろ? いつからジャニーズ番組に?》と、番組の私物化に呆れた視聴者は少なくありませんでしたね……」(前出の制作会社関係者)

 日本最大級のチャリティー番組『24時間テレビ』。マンネリ化や不祥事が募金額の減少へとつながっているのなら、メインパーソナリティーをジャニーズタレントから変更すべきとも思われるが……。