■デビュー5年、薄れてきた「キムタクの娘」効果
その後、Koki,は21年、アメリカ発の化粧品ブランド「エスティローダー」の日本人初のグローバルスポークスモデルに就任。さらにユニ・チャームやロートが、中国で展開するCMにKoki,を起用した。木村主演のドラマ『ロングバケーション』(フジテレビ系)や『ビューティフルライフ』(TBS系)は中国でも放送されて人気があり、その木村の娘ということで認知度も高まったのだが……。
「デビューから5年、ターニングポイントかもしれない」と言うのは、さる芸能プロ関係者だ。
「工藤さんの剛腕により、当初こそ“キムタクの娘”という話題性で海外系雑誌やハイブランドのアンバサダー、海外展開企業にも食い込みました。しかし実績が全くないことや、海外モデルと並んだ時にはどう見ても小柄で服も“映え”ていないことから、疑問を抱く声は多かった」
起用するほうもビジネスだ。最初に話題を集めても、その影響力はシビアに量ることになる。
「Koki,さんはスーパーモデルが夢だと公言していて、工藤さんも、Koki,さんがどこかの雑誌の専属モデルになるのは、その雑誌の色がつくとして嫌がっていたようです。しかし、実年齢もさることながら、童顔でもあることから、どうしても“身の丈”に合った仕事をしていないように映ってしまう。
ブルガリのアンバサダーは23年2月に森星さん(31)に交代。シャネルのフレグランス&ビューティーアンバサダーも23年1月、女優の橋本愛さん(27)になりました。アンバサダーには交代が付き物とはいえ、ブランド側は続々と、Koki,さんより年齢が上で、よりエキゾチックな雰囲気のあるモデルに代えていますよね」