8月28日、日本テレビが26~27日にかけて放送された『24時間テレビ46 愛は地球を救う』の平均世帯視聴率が11.3%(ビデオリサーチ調べ/関東地区)だったことを発表した。

 これは、歴代35位タイの数字で、瞬間最高視聴率はチャリティーマラソンに挑んだヒロミ(58)がゴールである両国国技館に到着した直後の27日午後8時47分の24.8%。

 日テレの江成真二コンテンツ戦略本部コンテンツ戦略局総合編成センター部長は、「本当に多くの視聴者にご支持いただきました。取材にご協力いただいた皆様と制作陣の思いが多くの方に届いたことは大変うれしく思っております。心より感謝申し上げます」と一定の満足感を示すコメントを残した。

 ジャニーズ事務所の人気グループ・なにわ男子をメインパーソナリティーに起用して挑んだ今年の『24時間テレビ』。江成部長の言葉とは裏腹に、想定外の厳しい視聴率を見せつけられた局内の雰囲気は暗い、と日テレ関係者がため息交じりに漏らす。

「1995年にSMAPがメインパーソナリティーを務めて以来、長きに渡り、“ジャニーズ枠”となっていた『24時間テレビ』のメインパーソナリティーですが、今回、ジャニーズメインパーソナリティー史上ワースト視聴率を記録。

 二宮和也さん(40)率いる『ジャにのちゃんねる』軍団がメインを務めた昨年の平均世帯視聴率13.8%より2.5ポイントもダウン。それどころか、番組終了時の募金額は約2.2億円で2022年より1億円近くもダウンしてしまった。募金額が減ったということは『24時間テレビ』の影響力がそれだけ落ちたということでしょう」

 なにわ男子が所属するジャニーズは現在、創業者の故ジャニー喜多川社長(享年87)による所属タレントへの加害問題の影響で揺れに揺れている。過去の被害者も続々と名乗り出ており、国連人権理事会まで調査に乗り出すほどの大問題へと発展。その影響からか、23年内のデビューが目されていたAぇ!groupのデビューは白紙状態になったとも言われている。