8月27日、堺雅人(49)主演の連続ドラマ『VIVANT』(TBS系)の第7話が放送された。

『VIVANT』は、『半沢直樹』で演出を務めたTBSの福澤克雄氏が原作・監督を手掛けるオリジナルドラマ。第7話では自衛隊の影の諜報組織「別班」の一員で主人公の乃木憂助(堺)が組織を裏切る衝撃的な展開を見せた。

【以下、『VIVANT』第7話までのネタバレを含みます】

「櫻井司令官(キムラ緑子/61)を本部に残し、乃木ら6人の別班は、かねてより追っているテロ組織“テント”に対面する作戦を決行。テントと合流予定のロシアの反政府組織を襲撃して入れ替わり、テントのナンバー2・ノコル(二宮和也/40)らと会うところまでは計画通りでしたが……なんと、ここで乃木が裏切った。正確な射撃で5人の別班を撃って倒してしまいましたよね。

 乃木の相棒ポジションである黒須(松坂桃李/34)だけは、撃たれた箇所が急所ではなく、乃木と一緒にテントに連行されましたが、残る4人の別班は撃たれた現場に置き去り。現時点では生死不明ですが、防弾チョッキもしていなかったし、次回予告で“4つの棺”が登場しています……」(テレビ誌編集者=以下同)

 そんな急展開を迎えた『VIVANT』の第7話だが、警視庁公安部の野崎守(阿部寛/59)とチンギス(バルサラハガバ・バトボルド)らバルカ警察チームが、別班に襲撃されたロシアの反政府組織を発見した現場で、非常に意味深なシーンがあったのだ。

「現場には、乃木が持っていた“薫(二階堂ふみ/28)とジャミーンの写真”と、野崎らが乃木に仕込んだ発信機が残されていた。それを見つけた直後に野崎のスマホが震え、上着の胸ポケットから出したスマホの画面を見た野崎が驚愕したような表情を浮かべたんです。しかも、緊迫感を煽る効果音付きでかなり強調されていた。

 何らかのメッセージや画像などが届いたものと考えられますが、第7話終了の時点ではその内容はまだ明らかになっていません。今後の展開を含めて、かなり重要なポイントになるシーンだとは思われますね……」

 この、野崎がスマホの画面を見つめ目を見開く場面については「3つの説が視聴者の間で有力視されている」という。

「まず1つは、“実は別班が野崎にコンタクトしている説”ですね」

 この説が支持されている根拠は、櫻井司令(キムラ)が野崎の姿をカメラ越しに見た際のリアクションにある。事件現場で倒れていた別班メンバーは、モニタリング用のカメラを忍ばせていたが、野崎がこれを発見したことで、本部の櫻井司令は笑顔の野崎を見ることに。その瞬間に「消して!」と言い放ち、「(本部の)みなさん、この件は決して他言無用です」と、司令は去っていった。

 この描写から、

《スマホに届いたのは取引の場所だと予想出来るけど、乃木からならニヤリとしそうなんだけど、驚いてるので、別班の本部からと予想。最後に司令が映像を切らせたのは野崎が礼とかウインクしたら困るから》
《40年後のベキの写真がドラムがGPSを最初に付けたバックに入っていた。もう最初から乃木は情報を持っていたってことだ。ベキの横にいるメガネをかけた人が、野崎さんの居なくなった後輩で、別班と繋がっていた?キムラ緑子も知ってて、仲間を撃つのも計画どおりで黒須だけ肩を撃った。》

 といった考察が、SNSにも寄せられている。