■「キング」の帰還を望む声は絶えない
キョウリュウレッドの出演について、
《歴代のスーパー戦隊がゲスト出演することはあったが、今年10周年を迎えた『獣電戦隊キョウリュウジャー』の参戦は一味も二味も違う》
と告知されていることからも、単なるゲストキャラに留まることはないだろう。
『キョウリュウジャー』は“後継者に能力を引き継ぐことができる”という設定があり、過去には韓国で現地キャストによる正統続編が作られたこともあった。また、オリジナルキャストを呼べなかった場合、声優が代役を務めることも『戦隊』では珍しい話ではない。
しかし、それでも、売れっ子で多忙を極めている竜星の出演に期待してしまうのが、特撮ファンの性(さが)である。
《まさか竜星涼のスケジュール押さえれたのか東映!?》
《キョウリュウの中でもキョウリュウレッドってだいぶ「呼べるの!?」枠だと思うんだけどそういや継承制だっけかキョウリュウも…でもキングはキングだけだしな…(Gメン撮影タイミングで引っ張ってきたのかもしれん)》
《昨日Gメンのアクションシーンみてスタイル全然違うけど竜星涼が戦ってる…キングじゃん…ってなったんだけどまじでキング帰ってくんの?????》
などなど、『Gメン』で“ヒーロー”らしい姿を見せてくれたことも相まって、『キングオージャー』への出演を望む声は絶えない。
『キングオージャー』はLEDウォールの導入により、従来の作品に比べると撮影がスタジオ内だけで済むことが多い。それだけ、多忙な竜星でも撮影をスタジオだけで完結させることも可能なはずだ。
超多忙の合間を縫って、山田裕貴(32)を『海賊戦隊ゴーカイジャー』の10周年記念作品『テン・ゴーカイジャー』(2022年)に尺多めで出演させた実績もある東映だが、果たして――。