■ドラマと映画盛り上がった矢先に『戦隊』に大ニュースが!

 しかし、現在の7月クールに近年最大の話題作と名高い堺雅人(49)主演の日曜劇場ドラマ『VIVANT』(TBS系)への出演を果たしたことで巻き返しに成功。警視庁公安部の野崎守(阿部寛/59)の部下・新庄を好演し、あらためて人気が再燃している。劇中での尾行に失敗してしまうシーンなどは、“あんな背が高くてイケメンだったらバレるのも無理はない”と、冗談半分にツッコミを入れた視聴者も多いことだろう。

 さらに8月31日、吉高由里子(35)が主演を務める来年のNHK大河ドラマ光る君へ』で藤原隆家を演じることも明らかになったのだ。

 勢いに乗る竜星――そんななかでの今回の映画『Gメン』での活躍だった。現在絶好調の竜星だが、彼は2013年放送の『獣電戦隊キョウリュウジャー』(テレビ朝日系)の“桐生ダイゴ(通称キング)/キョウリュウレッド”役で知名度を上げた特撮俳優。

『キョウリュウジャー』では生身のアクションやバキバキの肉体美を披露していた一方で、『キョウリュウジャー』以降はアクションを披露する機会が少なかった。そのため、当時から竜星を追っているファンにとって『Gメン』は久しぶりに“キョウリュウレッド”のアクションが堪能できる作品でもあったのだ。

『Gメン』には瀬名(竜星)がどや顔で「ヒーローに任せろ!」とキメるシーンがあるが、特撮ファンの脳裏によぎったのは間違いなくキョウリュウレッドだったことだろう。

 そんな竜星が出演していた『キョウリュウジャー』は、今年がちょうど10周年のアニバーサリーイヤー。何らかの新企画があるかもと期待するファンは多かったが、現在放送中の『王様戦隊キングオージャー』が『キョウリュウジャー』と同じ大森敬仁プロデューサーの作品であることも手伝い、異次元のコラボレーションが行なわれることが発表された。

『キングオージャー』は第26話(8月27日放送)で第1章が終了。第27話(9月3日放送)から舞台は2年後、討つべき敵を「地帝国バグナラク」から新たな敵・宇蟲王へと移す、第2章へと突入する。多くの新キャラクターが予告されているが、そこにはキョウリュウレッドが新形態“キングキョウリュウレッド”として名を連ねていたのだ。