■「主演」が少ない今田、主戦場が変わりつつある上白石萌音……

 今年公開の映画についても、3月31日公開の櫻井翔(41)とのダブル主演映画『映画ネメシス 黄金螺旋の謎』と、6月9日公開の主演映画『水は海に向かって流れる』は、爆発的なヒットを記録することなく終わってしまっている。

 なお、広瀬は映画の仕事が多く、今年10月13日公開のアイナ・ジ・エンド主演作『キリエのうた』と、2024年公開予定の主演映画『片思い世界』が控えている。

「橋本さんと同世代の、広瀬さん以外の女優については、二番手の“ヒロイン役”などが多く、主演作はそこまで多くない。

 たとえば、今田さんは今年『ラストマン』と『トリリオンゲーム』でTBSドラマに2クール連続出演を果たしていますが、ヒロイン役です。

 多数のドラマや映画に出てはいるんですが、実は“主演”を務めたのは2022年4月クール放送の『悪女(わる)〜働くのがカッコ悪いなんて誰が言った?〜』(日本テレビ系)と、2018年の短編映画『カランコエの花』だけなんですよね。まだ現状は、助演で輝くタイプの女優として信頼されている、ということなのかもしれませんが……」(前出の制作会社関係者)

 上白石姉妹の場合、姉の萌音は2022年に橋本とダブルキャストで舞台『千と千尋の神隠し』の主演を務めたこともあるほか、ドラマや映画よりも舞台・歌手方面に活躍が目立ち、路線が変わりつつある。

 妹の萌歌も歌手活動を精力的に行なっているほか、演技方面では9月クール放送予定のドラマ『パリピ孔明』(フジテレビ系)の出演が控えているが、主演は向井理(41)で、萌音はヒロイン役。

「NHK朝ドラ『らんまん』で主人公・槙野万太郎(神木隆之介/30)の妻・寿恵子を熱演中の浜辺さんも、直近では昨年1月クールのドラマ『ドクターホワイト』(フジテレビ系)など主演ドラマはありますが、同作も視聴率はそこまで伸びず、ヒットとは言い難い数字でした。

 もちろん、ドラマの視聴率や映画の興行成績は役者の力量だけではありませんが、橋本さんは同世代女優でもぶっちぎりで数字を残している。だからこそ、出演オファーが止まらないのでしょう。今回の『春に散る』で“コメディエンヌ卒業”とも言える新たな魅力も見せたことで、今後はますます需要が高まっていくのではないでしょうか」(前同)

 橋本環奈が、黄金世代から一歩抜け出した?