ジャニーズ事務所が8月29日、公式サイトを更新。ジャニー喜多川前社長(享年87)による所属タレントへの加害問題を巡る調査報告書を公表した。この報告書は、ジャニーズ事務所が設置した「外部専門家による再発防止特別チーム」(座長・林真琴前検事総長)が作成したものである。その後、特別チームは報告書に基づいて会見を行なったがそこで明らかになったのは驚きの事実だった。
3月18日にイギリスの国営放送・BBCがジャニー氏による加害問題の特番を放送。それに端を発した今回の問題だが、ジャニーズ事務所の藤島ジュリー景子社長は5月14日に公開された謝罪動画で、加害について「知らなかった」としていた。
しかし、報告書では、ジャニー氏について「1970年代前半から2010年代半ばまでの間、多数のジャニーズJr.に対し、長期間にわたって広範に加害を繰り返していた事実が認められた」と認定。
また、「ガバナンス強化」のための提言として、「ジャニーズ事務所が解体的出直しをするため、経営トップたる代表取締役社長を交代する必要があり、ジュリー氏は、代表取締役社長を辞任すべきと考える」とジュリー社長の“退陣勧告”をしたのである。