■ジャニー氏の加害問題でジュリー社長退任へ

 ジャニーズ事務所創業者のジャニー喜多川氏(享年87)の加害問題を巡り、同社が設置した「外部専門家による再発防止特別チーム」(座長・林真琴前検事総長)が8月29日、都内で会見を行なった。

 林氏はジャニー氏の加害について「1970年代前半から2010年代半ばまでの長期間にわたり、多数のジャニーズJr.に対し、広範に性加害を繰り返していたことが認められました」と報告。

 問題の背景として1962年の創業からジャニー氏、ジャニー氏の姉のメリー喜多川元会長(享年93)、現在の社長であるジュリー氏へと続く“同族経営”の弊害を指摘。

「ジュリー氏がトップのままでは、今後社員や職員の意識を根底から変えて再出発することは極めて困難と考える。ジャニーズ事務所が解体的出直しをするため、経営トップたる代表取締役社長を交代する必要がある。ジュリー氏の代表取締役社長の辞任を求める」と、ジュリー氏に“辞任勧告”を行なったのだ。

「ジュリー氏の退任は決定的だと目されており、彼女自身にもそういった意向があるといいます。ジャニーズ事務所は提言を受け、近く記者会見を行なうと発表していますから、そこで退任が発表される可能性が高い。ただ、その場にもジュリー氏は出てこないと見られていますが……。

 8月30日付のスポーツニッポンでは、退任となったらジュリー氏が育成を手掛けてきたTOKIOや嵐にも影響が及ぶことも考えられ、退所や移籍などに発展するかもしれないと報じています。こうした事務所の体制変化も、バーのインスタに何かしらの影響をもたらしているのかもしれないですよね……」(前出のワイドショー関係者)