■日テレはTBSとSnow Manのタッグを潰しにきた?

 前出の制作会社関係者が続ける。

「目黒さんが大ブレイクした『silent』はフジテレビの作品でしたが、現在、目黒さんが所属するSnow Manは冠番組『それSnow Manにやらせて下さい』を筆頭に『ラヴィット!』や『アイ・アム・冒険少年』など、TBSのバラエティ番組に積極的に起用されていて、一心同体とも言えそうな状況にあります。

 興行収入25億円を突破して大ヒットした目黒さんの主演映画『わたしの幸せな結婚』も、制作は関連会社のTBSスパークルです。映画の主演は『silent』より前に動いていたし、『それスノ』も2020年からスタートしていた。TBSは、Snow Manが本格的に売れる前から青田買いをしていたんですよね」

『silent』と『わた婚』の大ヒットでSnow Manを牽引する立場になった目黒を、メンバーは彼を盛り立てるべく全力でサポート。目黒もそれに応えるように、グループのために個人仕事を積極的にこなしている。

 2月1日発売の『bis』(光文社)でも、

「僕はグループに還元できる仕事しかしないって決めているんです。グループの活動に繋がるようなお仕事をこれからもたくさんできればいいなと思っています」

 と、語っているのだ。

「もちろん、日テレがSnow Manや目黒さんを快く思っていないなんてことはないでしょうが、現在は“ライバル関係”にあるとも言えるでしょう。事実上、TBSが囲っているわけですからね。

 そこで、Snow Manの象徴のような存在である目黒さんの主演ドラマを潰すことで、Snow Manの存在感を薄れさせる、といった目論見もあるのかもしれません。『トリリオンゲーム』が盛り上がれば、同日に放送される『それスノ』の注目度も上がっていきますからね。片方を潰せば、2番組に影響があるというわけです。

 TBSは、堺雅人さん(49)主演の『VIVANT』だけでなく、最旬タレントの目黒さんの『トリリオンゲーム』も大ヒットさせたかったでしょうが、ここまでの結果から見れば、かなりの誤算となってしまった感じですよね……」(前同)

 強力な大企業に立ち向かうハルの姿を描く『トリリオンゲーム』。残り回数は少ないが、現実の目黒は、強大な日本テレビの裏番組に立ち向かうことができるか――。