■第1話からいじられまくってきた松坂桃李

 最後に、『VIVANT』のメインキャストでは特に別班工作員・黒須駿役の松坂桃李(34)が第1話から現在に至るまで、Xでは長らく役者込みで大喜利ネタの対象にされ、愛されている。

「理由の1つは、本作への登場が遅かったことです。

 松坂さんは堺さん、阿部さん、医師の柚木薫演じる二階堂ふみさん(28)、役所さんと一緒に、最初に解禁された“メインキャスト”だったにもかかわらず、第4話までドラマ本編に影も形もなかった。そのため、登場前から《実はドラムの中身が松坂桃李説》《ラクダの声優説》と大喜利状態だったんです」

 そんな松坂は、洗濯用洗剤『アタックZERO』のCMに出演しているが、『VIVANT』でも同CMは放送されているため、《今日もCMしか出てなかった》という声が序盤は多かった。

 その後、ようやく本編に登場したものの、第7話で黒須(松坂)は信頼していた乃木に裏切られ、別班のメンバー4人も乃木の手で銃撃された。しかも、第8話の予告では黒須の眉間に乃木が拳銃を突きつけているシーンもあるため、

《来週、松坂桃李が「黒須」の名の通りドス黒くなりそうなイベントがあるのに、CMだと相変わらず"驚きの白さ"求めててダメだった。なんなんだお前》
《松坂桃李の役名「黒須」なのにCMでめっちゃ白くなる!!!って宣伝してるこの矛盾点とパーフェクトスティックで堺雅人に裏切られたのか裏切られてないのかのモヤモヤを洗い流しておくとしましょうか。》
《もし黒須が次回死んだら俺は最終回まで間で流れるアタックのCMの松坂桃李をどんな気持ちで見たら良いんだ…》

 といった声が、Xには多く寄せられている。

 真剣でなんともリアルに感じられる考察だけでなく、SNSが仰天説やおもしろネタ投稿で溢れているのは、多くの視聴者に愛されている証拠。『VIVANT』は残り3話と言われているが、最終回に向けて、ドラマの展開だけでなく、視聴者が参加するSNSも大盛り上がりを見せていくだろう――。