■“ソウギョウケ”の指示による謝罪だったことが暴露された
『スマスマ』を担当していた放送作家・鈴木おさむ氏(50)は、2022年12月9日発売の『文藝春秋』(文藝春秋)に掲載された事実上のノンフィクションとも言える小説『20160118』で、この日の『スマスマ』の裏側を描いている。
小説では、メンバーにヒアリングを行なって番組が用意した当初の台本に “ソウギョウケ(※メリー氏)”が猛烈な“ダメ出し”を行なったこと、送られてきたメモには、生放送の中で“メンバーが絶対に言うべき言葉”が指示されていたこと、スタッフはそれを“ツヨシ”に言ってもらうよう頼ったことをなどが綴られている。
実際の放送では、ツヨシこと草なぎが「ジャニー(喜多川)さんに謝る機会を木村くんが作ってくれて、いま僕らはここに立ててます」とコメント。“事務所と木村に迷惑をかけた”という立場を強調する発言だった。
《今考えたらSMAPの分裂がジャニーズ崩壊の序章やったな》
《SMAP解散くらいからジャニーズ帝国の芸能界支配体制は崩壊するだろうなとは思ってたけど、まさかこんな完膚なきまでに完全崩壊するとは思ってなかったわ》
《ジャニーズの誤算はやっぱりSMAPを解散させた事でしょうね。この頃から崩壊が始まってる。これはメリーさんがホント悪い。個人的感情で潰した(※)んだから。それを止めなかった周りの幹部も同罪。今回の件も自ら招いた結果なのかも···。》
(※メリー氏とSMAPの元チームマネジャーI氏は関係が悪かったと言われている)
といった声が、今、SNSでもあらためて寄せられているのだ。
「ジャニーズはずっと、所属タレントや、有能なSMAPのマネージャーのIさんなどスタッフの考えや思いよりも、創業家の利益、意向が重視されてきた“創業家ファースト”の体質だった。その象徴が会社、メリー氏に反旗を翻したSMAP4人への“公開処刑”だった――ファンのみならず、芸能界でもそう考える人は多いですね。
結局、このスタンスは、メリー氏没後も変わっていなかったんじゃないか、と思わずにはいられない出来事が、昨年ありましたよね。“事務所はSMAPのときから何も学んでいない”と非難囂囂だったのは、記憶に新しいですよね……」(前出の芸能プロ幹部)