■「ジャニーさんはカッコ良すぎるのでたぶん地獄行きです」

 ジャニー氏が逝去して一夜明けた2019年7月10日、所属タレントがジャニーズ事務所を通じて続々とコメントを発表。そんな中、長瀬は次のようにコメントを出していた。

《あなたは少年のような心を持った男でした。僕はあなたから教えてもらった遊び心とプロ意識でここまでやって来れた気がします。僕が音楽や作品にここまで情熱的になれたのも、あなたの作品や表現者に対する情熱を見てきたからこそだと思います。

 ありきたりな言葉を言ったらつまらないと言うような男だとわかってるので僕なりに言わせていただきますが、あなたは最高です。最高以外の言葉が見つかりません。ジャニーさんはカッコ良すぎるのでたぶん地獄行きです。僕も地獄を目指している男なのでまた地獄で会いましょう。それまでゆっくりお休みください》

「死の直後に《地獄行き》や《地獄で会いましょう》といったワードは物議を醸しました。ただ、長瀬さんにしてみればリスペクトや感謝を込めた言葉だったのではないでしょうか。これらの言葉は長瀬さんが主演した映画『TOO YOUNG TO DIE! 若くして死ぬ』(2016年)のセリフでもありますからね」(前出のワイドショー関係者)

 同作で監督・脚本を務めた宮藤官九郎(53)もこの件に触れ、「(映画では)かっこいいヤツはみんな地獄に行くんだっていう設定」とフォローしていた。

 前出の芸能プロ関係者は言う。

「ジャニー氏の姉で、前ジャニーズ代表の藤島メリー泰子氏(享年93)が寵愛していたのが近藤真彦さん(59)、東山紀之さん(56)、そして木村さんと長瀬さんでした。つまり、木村さんも長瀬さんも創業家に近い立場にあったということ。長瀬さんは寮生活も経験していましたし、ジャニー氏の実態も知っていた可能性は高い。

《地獄行き》や《地獄で会いましょう》という言葉は本当にリスペクトを込めただけの表現だったのか。いま考えると“二重の意味”があったのではないか、とも思えてきますよね……」

 ジャニー氏の加害問題が会社を揺るがす事態に発展している今、あらためてカリスマ的存在だった木村と長瀬の動向に注目が集まっている――。