■株式会社TOKIO社長・城島は?

 では、「株式会社TOKIO」の社長を務める城島はどうか。

「ジャニーズ事務所から独立するタレントも多いなかで、株式会社TOKIOはジャニーズ初の“のれん分け”として、21年4月に設立されました。

 事業コンセプトは『なんでもつくろう!』ということで、城島さんはヴィレッジヴァンガードで自身等身大の抱きまくらを作るなど、ユニークな企画を手掛けていましたが、自分たちでやりたいことをやろうとして作った子会社と、全体を見なくてはいけない会社の社長では、ワケが違いますよね」(前出のスポーツ紙記者)

 次期社長への関心が高まるなか、

《「解体的な出直しのために社長の辞任を」と提言したのに、また身内でやったら、何の意味もないでしょに》
《事務所本体の社長をプレーイングマネジャーでやるのは無理があるんとちゃうかな》

 など、“タレント社長は無理がある”という世論からダメ出しの声も噴出しているほか、

《ジュリー氏が社長退任しても株はジュリー氏が持ってるんだから、社長代わってもジュリー氏が結局オーナーになるから意味がないんじゃ?》

 という指摘も。さらには《上場が良いと思う》と、“上場”を提案する声も少なくない。

 前出の芸能プロ関係者は「この人しかいない! という名前が出てこない時点で、人を育ててこなかったんだな、という気もしますけどね……」と苦笑いする。

 数々の名タレントを産み出してきた巨大芸能プロダクションの命運は果たして――。