■元TOKIO・長瀬の卒業SPを思い出す声も

 直接、「卒業」というニュアンスの演出や言葉は出なかったが、岸が番組を去ること、スタッフの、岸やファンに対するリスペクトを強く感じさせる内容であったことから、

《岸くんの退所が1ヶ月切ったなか思い出辿りながら花唄で岸くんを送り出してくれてるみたいで泣いてしまう、でもお米食べてほしいよ》
《DASHは岸くん卒業スペシャルみたいな感じで過去映像流れて悲しくなってでも最後にきっとこの想いは来年も的な言葉があってスタッフさん達の思いなのか真相は分からないけど温かくて泣いた》
《岸くんはやっぱり番組卒業なのかな?「花唄」は長瀬くん卒業回や大事なタイミングの印象なんだよね。まあジャニーズの番組だから当然なんだろうけど、本人やスタッフ、関係者が望むなら、出演継続してほしいな。今日の放送の最後のフレーズ、少しだけ期待してもいいのかな?》
《「その想いはきっと来年も」この言葉に番組スタッフさんからの特大の愛情が込められてる気がして涙が止まらない鉄腕DASHという素敵な番組の一員に岸くんが加われたこと、感謝しかありません本当にありがとうございます》

 といった声が、SNSにも多く寄せられている。

「指摘しているファンもいますが、元TOKIOの長瀬智也さん(44)が脱退する直前の『DASH』を思い出す内容でしたね」(前出のテレビ誌編集者)

 長瀬が最後に出演した2021年3月28日放送回の『DASH』は、「3000歩でTOKIO全員集合SP」と題した思い出の地を巡る企画だった。

 そこでは過去に放送されてきた多くの名シーンが紹介され、BGMも『花唄』を筆頭に多くのTOKIOの曲が流れていた。

 何より、最後は「いまは、まだ通過点 この男たちのゴールはまだ――」という言葉と、新しい巨大開拓企画(※後に2022年度の米作り企画と判明)の紹介で番組は終わり、岸と同じように“卒業”というニュアンスの言葉は最後まで出ることはなかったのだ。

「長瀬さん最後の出演回と重なる演出が多いだけに、“もう岸くんも降板するんだよな”と、あらためて実感したファンも多いのではないでしょうか。

 ただ、苦楽を共にしてきたタレントを気持ちよく送り出してあげたい、という番組サイドの愛はしっかり伝わってくる放送でした。特に説明なくフェードアウトする番組などもあるだけに、それを考えると岸さんは恵まれているのかもしれませんね……」(前同)

 現在進行中のプロジェクト「23年目の米作り」にも携わっている岸。せめて収穫の日まで出演して欲しいと願うファンは多いが、果たして――。