■“善悪”=“テントと敵対しているか否か”!?

「ここで問題になってくるのは、“ジャミーンにとって善悪の判断基準は何か?”ということです。第4話でジャミーンがテントと何らかの関係があることを示唆する写真が登場していたし、ベキ(役所)は第1話でジャミーンについて“退院後は我々で面倒を見る”と語っていた。

 そして、第8話で判明したのは、孤児にとってのテントは、支援してくれる善人である、ということ。つまり、ジャミーンにとって善悪の判断基準は、“テントの味方か否か?”という可能性が高いと……」

 乃木はテントを討伐する「別班」だが、同時に「創設者ノゴーン・ベキの実の息子」である。

 ドラムは野崎サイドの人間だが、本作は“裏切者はセリフや服装に黄色が共通している”という演出が指摘されていて、ドラムは黄色い服を着ていることから、“実はテント側では?”という考察もある。

 そして、野崎は“得体のしれないテロ組織”であるテントを叩こうと動いている公安の人間――。

《やっぱりジャミーンにとっては善=テントに近しい人間、悪=テントを潰そうとする人たちなんだろうかね。だから薫や乃木には懐くけど野崎さんには一向に懐かない。ということはドラムは実は…?ありえる…?(ドラムは万人にとって天使説を信じたい)》
《ジャミーンが野崎に怯えてる理由、野崎に裏があるのではなく、乃木と薫さんがテント側って意味なのか?テント=いい人》

 以前から考察されていた“薫の正体=テントの関係者説”もあって、SNSでも大いに注目を集めているのだ。