■“日本のアイドル”の座を捨て、グローバルを決断

 9月3日には、『PRODUCE 101 JAPAN THE GIRLS』のテーマ曲『LEAP HIGH! 〜明日へ、めいっぱい〜』の各練習生による“推しカメラ”動画が公開。笠原の動画は9月4日19時までに28万回以上再生されており、次点で約13万回再生の櫻井に倍以上の差をつけている。

「練習生のプロフィールが公開される前日には『LEAP HIGH! 〜明日へ、めいっぱい〜』の全員パフォーマンス動画が公開。笠原さんがいると騒然となり、X(ツイッター)のトレンドに“笠原”というワードがランクインしました」(前出のレコード会社関係者)

 なぜ笠原は、ハロプロのアイドルという“安定した座”を捨てて、オーディションに挑戦したのか。アンジュルムの卒業を発表した21年6月21日の公式ブログでは、こう説明している。

《私は新しい大きな夢に向けて、一度芸能界を離れ一人で進むことを決意しました。
卒業後は海外に身を置き、改めて歌やダンスを学びます。

 様々な葛藤の中で、今十代のうちに大好きなアンジュルムから離れ自立し、
一人の人間としての夢を追う事を選びました》

 さらに、同ブログでは、自身のキャリアのスタート地点となったハロプロについて、熱すぎる想いも残している。

《ハロー!プロジェクトは、右も左も何も分からなかった私のアイデンティティを形成してくれた場所で、世界で一番大好きで大切なメンバーと出逢わせてくれた場所です。

 私のこれから先の人生の中で、もしかしたら最も幸せだった瞬間になるかもしれないと、
心のどこかで思っています》