■長期契約がハライチにとって足枷になる危険性も……
中嶋編成部長は「順調に伸びていると思う」とも話したが、客観的に見れば、『ぽかぽか』の視聴率は“順調に伸びている”ようには思えない。8月31日の世帯視聴率は2.1%(すべてビデオリサーチ調べ、関東地区)、個人視聴率は1.1%だった。
「ちょっと前まで世帯1%後半、個人0%台だったので、たしかに上がっていると言えば上がっているんでしょうけど、これが“順調”なのかと……。同時間帯の『ヒルナンデス!』(日本テレビ系)、『大下容子ワイド!スクランブル』(テレビ朝日系)、『ひるおび』(TBS系)は世帯5%台ですから、『ぽかぽか』は半分も取れていないんです」(前出の制作会社関係者)
たしかに、ハライチサイドが長期契約を求めたのも当然と言えば当然だろう。前番組の『ポップUP!』(フジテレビ系)は大々的にスタートしたものの、視聴率が悪くてわずか9か月で終了してしまった。
「ハライチサイドとしては“あんなことは勘弁してほしい”というのも当然でしょうね。ただでさえ前番組の『ポップUP!』でフジのお昼はボロボロになっていて、フジテレビにチャンネルを合わせてくれる視聴者がいないわけです。最初から大苦戦は目に見えていた。“時間はくれ”というところだったのではないでしょうか。
ただ、芸能界では、それが逆にハライチの首を絞めることになるのではないかとも話されているんです。今後、劇的に数字を伸ばさないと、彼らにとって『ぽかぽか』は黒歴史になってしまう。上がったと言いますが、他局にボロ負けの世帯視聴率2%、個人1%なわけですからね。にもかかわらず、契約があるためにまだまだやめられないわけで、それはそれでキツいでしょうし、コンビの評価も落としてしまう危険性もありますからね。
そして、10月11日から、フジでナインティナインの新音楽バラエティ『週刊ナイナイミュージック』(毎週水曜23時)がスタートすることが発表されましたが、これで『ぽかぽか』とは一応の“手打ち”ということになったのではないか、とささやかれていますね……」(前同)