ジャニーズ事務所では、創業者で前社長のジャニー喜多川氏(享年87)による加害問題を受け、現社長・藤島ジュリー景子氏が退任すると報じられている。新社長には事務所内では“長男”とも評される東山紀之(56)が就任するとも噂されているが、この人事には「何の解決にもならない」といった批判の声も止まらない。
スポーツ紙記者が語る。
「8月29日、ジャニー氏による所属タレントへの加害問題を調査する外部専門家による『再発防止特別チーム』は、調査結果を発表。ジャニー氏が1950年代から2010年代までの長期間にわたり少年たちに加害をしていたと認定しました」
『再発防止特別チーム』は、これだけ長く加害の実態が隠蔽されてきた背景として、同族経営を問題視するとともに、ジュリー氏の辞任も提言。組織として加害の事実を認め謝罪、かつ救済措置を考えるべきだと付け加えた。
「ジャニーズ事務所も重大な岐路に立たされ、9月7日に都内で記者会見を行ないます。そこで東山さんがジャニーズ新社長としての就任挨拶を行なうとともに、ジャニー氏の加害問題に関する対応について言及すると見られています。しかし、これを不安視する声が多く上がっているんです……」(前同)
いくら年長者とはいえ、経営実績もないイチタレントが企業トップの座に就くことには心配の声があって当然だ。しかし、不安視される理由は他にもあるという。
「東山さんが受け継いでいるのではないか、と言われているのは、ジャニー氏の“負の側面”です。
少年隊のバックダンサーを務め、東山さんとも縁の深い『当事者の会』副代表の石丸志門さんは”社長就任となれば、過去の悪行が明るみになるのでは”とも言及。過去には、加害とまではいかずとも、今の世ではいわゆるセクハラ、パワハラと受け取られる言動が事務所内であったのではとも噂されている。もし、このことを今、あらためて訴えられたら、ジャニーズが再度の”猛炎上”となることは必至です。
すでに週刊誌が東山さんの過去を探るべく動いていると聞こえてきていますよ……」(同)