■第9話予告のクライマックスは実は冒頭のシーンか
次回予告では、「父の息子への疑念――」というテロップ、「我らを欺き、別班としてここに来た!」と怒りをにじませた声で話すベキ、そして、再び拘束されている乃木にベキが刀を抜く姿で終わっていたこともあり、
《手に持っただけでモノの重さが解る乃木は銃に一発しか弾丸が入ってなかったことにスグ気づいたと思うし。黒須もソレで察したはず。そして米の横流し事件の時にベキもソレに気づいたね……ベキが気付くトコロまでが乃木の計算だったらどうしよう》
《乃木は手に持つだけで正確に皿のご飯の重さがわかる、銃の重さで実弾が何発入っているか判断することも可能だろう。ベキはそれに気がついたので、乃木が(別班の)裏切り者でないとわかったのだが、その結果の行動の目的はなんだろうか。》
といった声が、SNSにも多く寄せられている。
「実は『VIVANT』の次回予告は、時系列をシャッフルしていることが多い。第8話予告でも、本来は序盤のシーンである“乃木が黒須を射殺しする”を、予告の締めに使っていたほか、第2話予告では“ヴィヴァンは別班の外国語訛りだった!”と明らかになるシーンが締めに使われていましたが、これも実際は中盤のシーンですからね。
それを考慮すると、おそらく“乃木が拘束されている”シーンは、実際は第9話の序盤ではないかと。次回予告の内容や、これまでの描写、そして第3話放送前の7月26日、TBSの公式YouTubeチャンネルが『キャスト最新ビジュアル公開!遂に、本当の冒険物語が幕を開ける』というキャッチコピーを添えて公開したPVから、うっすらと第9話のストーリーラインが見えてくるんですよね……」
それは――。まず、第9話予告のラストにある“再び拘束される乃木”が序盤に描かれる。ここで、乃木は「私は……」と、涙ながらになにかを訴えようとしているが、ここで“切り札”が出てくると考えられるのだ。
「第7話で乃木がスマホで録画していた、ジャミーンの主治医でWHI(世界医療機構)の医師・柚木薫(二階堂ふみ/28)の映像です。視聴者からも《薫先生をスマホで録画ってのが怪しいなぁ……。それをテントに見せる…とか…?》という声もありますね。
今、薫は視聴者の間で“テントと何かつながりがあるのでは”と疑われていますが、本作は全10話。それも考えると、ここで、いよいよネタバラシがあるのではないでしょうか。つまり、薫はテントの関係者でベキとも深いつながりがあった。乃木は薫の映像をベキに見せることで、再びベキの信頼を得て、拘束を解かれる――そういう展開ですね」