■ジャニーズ弱体化を察知してあえてライバル会社を設立!?

 前出の芸能プロ関係者が続ける。

「当然ながら、滝沢さんは副社長という立場にありましたから、BBCの突撃を知り、そして番組サイドからの質問状を見ることができた。その際、イギリスのBBCが“ジャニー氏の闇”に本気で迫っているということがわかり、内容的にも“大変なことになる”と感じたのではないでしょうか。

 滝沢さんは昔からジュリー氏とは相容れない関係にあり、いつかは退所しようとタイミングを探っていたとも言われていますが、BBCの動きを知り、質問状を見て、ジャニーズ事務所が世界的に糾弾され、日本国内でも大逆風が吹き、会見を開かざるをえないほどの事態になることを予測。自らも厳しい追及を受けることになる――そんな未来が見えたからこそ、退所することを選んだ、とささやかれているんです」

 滝沢氏は退所後、2022年11月に当時のツイッターのアカウントとインスタグラムのアカウントを開設。今年3月21日にTOBEを立ち上げた。

「元キンプリの平野さんと神宮寺さんをはじめとするジャニーズの人気者を合流させるという、芸能界の不文律を無視するような禁断の手も使っていますよね。辞めジャニの合流を巡っては、特にジャニーズサイドとは話し合いを持ったわけではなかったともいいますが、その点もBBCの話につながってくるんです。

 滝沢さんは、近いうちにジャニーズ事務所が大変なことになる、どんどん弱体化していって競合の事務所に文句を言えるような状態ではなくなることを察知し、“これなら喧嘩できる”と、あえてライバルになるような会社を立ち上げた、と言われていますね」(前同)

■退所していなければタッキーが新社長に就任していた?

 芸能プロ関係者で噂されているTOBE立ち上げの裏だが、この通りなら、すべて滝沢氏のプラン通りに事が進んでいることになる。

「ジャニーズ事務所に残っていれば、ジュリー氏の社長退任後、東山さんではなく、滝沢さんが社長になっていた可能性もあったわけです。すでに副社長の地位にあったわけですから、東山さんがなるより自然ですよね。

 9月7日の会見で東山さんとジュリー氏は厳しく追及されましたが、ジュリー氏の隣に座っていたのは東山さんではなくて滝沢さんだった――そのような事態をすべて予測して、滝沢さんは今日につながる青写真を描いたのではないか、と今、芸能関係者の間では言われています」(同)

 2022年夏にあったBBCの“ジャニー氏の闇”の追及をきっかけに、急転直下で退所を決意、さらにはTOBE設立まで進めたとされる滝沢氏。ジャニーズ事務所の会見を受け、その動向に今まで以上に注目が集まっている――。