■伝説のハッカーが再び活躍する伏線が敷かれていた!

「長野の空白期間の理由は“薬物に手を出してしまい、大分県の更生施設『豊前中津園』に入っていたから”と長野が打ち明け、裏付けも取れています。しかし、施設に入っていた時期が、バルカ共和国で内紛と人身売買に巻き込まれた乃木(堺)が戦場ジャーナリストの“飯田さん”によって救助された時期と被っていることから、“飯田さん=長野専務”という説がありますよね。

 もっとも、2023年の長野が60歳で、1985~87年前後の時期のジャーナリスト・飯田を演じているのは実年齢46歳の和田聰宏さんですからね。さらに登場した“飯田”の見た目的にも、ちょっと年齢が合わないそうな気がしますが……」

 ベテランの小日向とは逆に、“期待の新人”の再登場も期待されている。TBS主催の『TBSスター育成プロジェクト 私が女優になる日_』(2021年)で約9000人の中から1位に選ばれた飯沼愛(20)が演じている、現在は別班の協力者で伝説のハッカー“ブルーウォーカー”こと太田梨歩だ。

「太田は乃木がテントの幹部・アリ(山中崇/45)から入手した乱数表を紐解いてハッキングし、テントの通信傍受に成功する活躍を見せた第6話が、最後の活躍でした。

 しかし、第8話で乃木がテントの本拠地でベキ(役所)らに自分のクラウドを使わせたこと、その後のノコル(二宮和也/40)の発言もあり、それが“太田の再登場フラグではないか”という指摘も、多く言われていますね」

 乃木は、“アリの家族を殺して(※実際は偽装殺人)情報を聞き出した”というショッキングな情報を出すことで「証拠映像」を見せていたが、これは動揺させてうかつにクラウドにアクセスさせるための策略だったのかもしれない。