【以下、『VIVANT』第8話までのネタバレを含みます】
9月10日に堺雅人(49)主演連続ドラマ『VIVANT』(TBS系)の第9話が放送される。終盤を迎えても多くの謎が残されている本作なのだが、ここにきて、番組タイトルについても、“怪しい”となってきているというのだ――。
『VIVANT』は、自衛隊の影の諜報組織「別班」の一員である乃木憂助(堺)を主人公に描かれる、『半沢直樹』で演出を務めたTBSの福澤克雄氏が原作・監督を手掛けるオリジナルドラマ。
第2話までは「テロ組織が乃木に謎の言葉“ヴィヴァン”を残す→フランス語の“VIVANT”では? となる→実は“別班”の外国語訛りを聞き間違えていた」といった謎解きが、乃木、警視庁公安部の野崎守(阿部寛/59)、WHI(世界医療機構)の医師・柚木薫(二階堂ふみ/28)の間で行なわれていた。
「以降は完全に、“ヴィヴァン=VIVANT=別班”として認識されていますが、ここにきて、本当にそうなのか……という疑念が視聴者のなかで持ち上がっているんです。
“ヴィヴァン”と自衛隊の“別班”は別の意味ではないか――と、ほのめかしているような演出もあり、怪しむ声は多いですね」(テレビ誌編集者=以下同)
1つは、乃木がテロ組織「テント」のナンバー2・ノコル(二宮和也/40)に対して現地語で話す際、「お前らは?」という問いに「ヴィヴァンだ」と、字幕でも“別班”ではなく“ヴィヴァン”と表記されていたことだ。テントの幹部・アリ(山中崇/45)を相手にした際も「モンゴル語で言うと俺はヴィヴァンだ」と、乃木は告げていた。
もう1つは、第1話に登場した乃木のスマホ画面に「VIVANT」ではなく、“T”のない「VIVAN」と名前がついたフォルダが映っていたことだ。なお、このフォルダ内に8つのアイコンがあったことから、「別班=8人説」も長らく考察されてきた。