■ドラマ自体による根本からの「裏切り」か
「実は乃木は、別班である前に“VIVAN”で、自分たちのような孤児を増やさないために悪人を始末したり、実父のノゴーン・ベキ(役所広司/67)が創設した組織“テント”と似たようなことをしている、同じような考えを持っているのでは、という説もある。その“VIVAN”には、乃木、薫も含めて8人いるのではないかと――。
もしそんな展開になったら、これまでの“乃木は別班の指令で動いている”という前提で描かれてきた物語が根本から崩壊する、大どんでん返しになりますね。そしてそもそも、これまでずっと“ヴィヴァン=VIVANT=別班”と思ってきたものが、そうではなかったというのが“最大の裏切り”になりますよね。もうそれは、登場人物が裏切ったというより、ドラマ自体が裏切ってきた感じ。
ただ、第4話で乃木の正体が判明するまでは視聴者にも“事件に巻き込まれたただの商社マン”としてミスリードさせていたし、もうこの“裏切りの超大作”『VIVANT』では、最後まで何が起こるか分 かりませんよ」
ノコルを演じる二宮は、《視聴者の皆さんには、とにかくもうどうなるかなどわからないので、『嘘だろ?』とドキドキしてもらいたいと思います。『VIVANT』が出すめちゃくちゃな感じや、底力を見てもらいたいですね》とコメントを残している。
“ヴィヴァン=VIVANT=別班”ではない、となると、思わず「嘘だろ?」と漏れてしまうが、果たして――。