【以下、『VIVANT』第8話までのネタバレを含みます】
9月10日夜9時30分から第9話の放送が控えている、堺雅人(49)主演の超大型日曜劇場『VIVANT』(TBS系)。
本作は、自衛隊の影の諜報組織「別班」の一員である乃木憂助(堺)を主人公に描かれる、『半沢直樹』で演出を務めたTBSの福澤克雄氏が原作・監督を手掛けるオリジナルドラマ。第7話で乃木が別班を裏切ったのを筆頭に、本作は多くの人物が裏切ったり秘密を抱えていたりとショッキングな展開が続いている。
「“実はアイツは裏切っているんじゃないか?”といった考察が絶えず行なわれている本作ですが、同じくらいハッピーエンドを願う希望的観測の声も多い。とりわけ、本作屈指の人気を誇るドラム(富栄ドラム/31)は、“何が何でも絶対に裏切って欲しくない!”という声が特に強いですよね」(テレビ誌編集者=以下同)
ドラムは有能かつ愛嬌があり、その人気ぶりはイベント「ドラムに会いに行こう!」が、東京のTBS前の広場「赤坂サカス」だけでなく、福岡・愛知・神奈川・千葉・大阪の全国を巡る規模になっているほど。バラエティの番宣ゲストでも、演者の富栄ドラムではなく、『VIVANT』のドラムとして引っ張りだこで出演している。
しかし、『VIVANT』では敵味方問わず裏切りを行なった人物は衣装などから「黄色」が強調されていて、ドラムは黄色の衣装を着ている――。
《この後もし裏切りがあったらショックすぎるランキング、ドラムが圧倒的1位だな…》
《ドラムも野崎との馴れ初めの描写がなくて素性がわからなくて信用出来ないんだよなぁ…もしドラムが裏切って急に喋り出したらもうマジでチンギス以外誰も信じられなくなる》
《誰が裏切ってもドラムが裏切ることだけはゆるさない》
そんな声が、SNSにも多く寄せられているのだ。
「裏切りといえば、乃木が思いを寄せているWHI(世界医療機構)の医師・柚木薫(二階堂ふみ/28)は不審な描写が多く“怪しい女”として視聴者には序盤から警戒されている一方で、第7話で描かれた朝ドラのような初々しいラブロマンスから、せめて恋愛だけは本物であってくれ、とを願う声は多いですよね」
薫は、“日本人のソウルフードのはずの赤飯に顔をしかめるシーンが2度強調されている”“ドラムと同じく黄色いコートを着ている”という描写から、別班が追っているテロ組織「テント」と何か関わりがあるのではないか、実は素性を隠して乃木に接近しているのではないか、といった説が絶えず考察され続けている。
しかし、第7話で不器用そうに乃木が薫を抱きしめて家に誘う場面や乃木の家で「プリッとしたホテルに出てくるような目玉焼き」の作り方を教わる場面があること、第8話では、2度と日本の土を踏めない覚悟をしていたのか乃木が薫に自宅の権利書と貯金を託していたことが判明。
《敵か味方か・・・。薫先生は唯一、関係のないポジションでジャミーンと共に、乃木の帰る場所になってほしいなぁ…。》
《薫さんがこのままなにもないヒロインとは思えなくなってきたのは二階堂ふみさんだからだろうかどうかこのまま薫さんとジャミーンちゃんが乃木さんの"帰る場所"になって欲しいよ》
と、手術が成功し元気になった少女・ジャミーンともども、乃木と幸せな結末を迎えることを願う声は多い。