創業者のジャニー喜多川氏(享年87)の加害問題を巡って9月7日、ジャニーズ事務所が都内で会見。その場で、藤島ジュリー景子氏(57)に代わり、東山紀之(56)が新社長に就任することが発表された。

 会見にはジュリー氏と東山のほか、ジャニーズアイランド社長の井ノ原快彦(47)と顧問弁護士が出席。

 ジャニーズ事務所はジャニー氏の性加害があったことを認め、責任を取ってジュリー氏は社長を退任。新社長の東山は業務に専念するため、年内をもって芸能活動から引退するとも表明。ジュリー氏は社長から退任するものの、株式を100%保有したまま代表取締役として残り、被害者の救済と補償に当たる。

「再建に向けた新体制陣営の発表は10月1日ということですが、東山社長が率いる新たなジャニーズ事務所に、不安を抱えている関係者、そしてタレントも少なくないといいます。

 東山さんは会見で、自分の加害疑惑を追及された際に最初は”やってません”と答えていましたが、詳細を聞かれると“本当に覚えてないです”と政治家のようにのらりくらりとかわすようになったり、“ジャニーズ事務所”という名称は変えない、と会見の序盤で表明したにもかかわらず、終盤には変えるという選択肢はあると話したり、ロゴを変えるかもしれないと言ったりと二転三転した感じも……。

 質問やジャニーズサイドの考えを、噛み砕いて分かりやすく話す井ノ原さんのほうがまともだった、好感が持てるという声も少なくありませんでした。

 今回の会見だけではないですが、そんな東山さんが新社長になることを不安に、不満に思う所属タレントも一定数いるそうで、実際に退所を検討しているタレントが何人もいると言われていますね……」(芸能プロ関係者)

 ジャニー氏の逝去以降、退所者が続出しているジャニーズ事務所。会見でも今後、退所するタレントはいるのか尋ねられた東山と井ノ原は「聞いていません」と断言していたが――。

「一番衝撃的で、そうなったらジャニーズにとんでもない激震が入ると言われているのがですね」(前同)