■意味深投稿の生田斗真は……

 嵐以外にも、退所を検討しているとされるタレントは複数いるとされる。民放キー局関係者は話す。

生田斗真さん(38)もその1人だといいます。生田さんは俳優業がメインで、他事務所の俳優や女優との親交も深い。NHK大河ドラマ鎌倉殿の13人』など、たびたびドラマで共演する小栗旬さん(40)とは盟友ですし、そもそも“ジャニーズタレントだったの?”といったぐらいの活躍の仕方をしていますからね。

 グループ活動もなく、そもそもジャニーズ事務所に留まるメリットはそこまでないとも思える。妻の清野菜名さん(28)も、ドラマや映画で主演を張る女優ですし、大手事務所に所属している。生田さんも地上波に出る出られない、という心配はないでしょう」

 会見を受けて9月7日、生田は自身のインスタグラムストーリーズを更新。オレンジ色の背景に《これからも一所懸命頑張ります 宜しくお願いします》と綴った。

「意味深なインスタ投稿で、今後もジャニーズ事務所で頑張るというふうにも受け取れますが、そんななか、アサヒグループホールディングスがジャニーズタレントを広告に起用しない方針を決定。生田さんは岡田准一さん(42)とともにビールのCMに出演していますが、それも打ち切りになってしまう可能性が高い。こういった周囲の動きもあり、何かしら心に動きがあるのではないでしょうか。

 生田さんはジャニーズの先輩や周囲の俳優仲間、そして事務所サイドとも話し合いを重ねている、という話も聞こえてきていますね……」(前同)

■仕事続々の木村拓哉は……

 さらにジャニーズ事務所の顔、カリスマ的存在の元SMAP木村拓哉(50)にも退所説が浮上ししてると、前出の芸能プロ関係者は話す。

 東山は社長就任、年内でのタレント引退について、木村、井ノ原、TOKIO国分太一(49)と食事会をして、直接伝えたと明かしていたが――。

「木村さんも幹部クラスだということですよね。このエピソードだけ聞いていると、辞めるとはとても思えません。超人気者だけに、この先の仕事も続々と決まっているようですからね」(前同)

 木村を巡っては『教場』の映画化のほか、8月3日発売の『週刊文春』(文藝春秋)では2024年4月クールに『BG~身辺警護人~』(テレビ朝日系)の続編が決まっていると報じていた。

「さらに『グランメゾン東京』(TBS系)の続編の話も動いているといいますからね。そんな木村さんがもし退所するとなったら、完全に独立するというわけではなく、エージェント契約になるのではないかと関係者の間ではささやかれています。

 木村さんは、7日までに自身のインスタで《今まさに色々な声が聞こえて来ていますが、自分としては、己とCrewを信じて進んで行こうと思っています》と綴り、翌日にはジャニー氏のモットー“show must go on”を綴ったことで、ジャニーズ愛を貫くつもりか、とも言われましたよね。

 ですが、“己とCrewは自身と周囲の関係者という意味でジャニーズ事務所ではないのでは”という声や、show must go onも“居る場所は変わってもその精神でやっていくという宣言では”という見方もあります。

 嵐も生田さんも木村さんも、本当にジャニーズを辞めたら衝撃的なニュースですが、そんなビッグネームも退所説も出るほど、現在のジャニーズ内は危うい、不穏な状態になっているということです。

 ジュリー氏も残り、何も変わらなそうな東山新体制への不安と不満、そして周囲やクライアントの厳しい目。特に国際的な企業は今後、どんどんジャニーズと手を切っていくでしょう。CMが期待できないとなると、これまで深い関係にあった民放局も手のひらをすぐに返してきます。そんな状況下では、自身やグループの身の振り方を考えない方が変ですよね。

 2019年にジャニー氏が逝去して以降、退所者が相次いていますが、今年から来年にかけて、再び退所騒動が巻き起こることになるのは間違いないと見られています。今回は、ビッグネームの退所も、十分にありえそうですよ……」(同)

 4時間超にわたる会見を終えた東山新社長だが、ジャニーズ事務所内部の不穏な動きは、まだ全く収まっていないようだ――。