■外資系は今後ジャニーズと仕事しない!?
9月10日放送の『サンデージャポン』(TBS系)では、経済学者の成田悠輔氏が、
「(社名変更するかどうか)議論していること自体、平和ボケ感がすごい」「国が違ったら、名前(社名)が残る残らない以前に、会社が残る残らないになるような案件」
と、ジャニーズ事務所の対応を厳しく論じている。
「外資系の企業とか海外でもビジネスしている日本の会社は広告をジャニーズに発注するのは難しいんじゃないか」
とも語っていたのだがーー。
「海外では、日本以上に児童に対する加害は非常に重く取り扱われていますからね。実際、海外売上比率が7割を超えるグローバル企業である資生堂は、木村さんをCMに起用する時期にジャニー氏の加害問題が本格的に取り沙汰され始めたため、起用が白紙になったことが7月6日発売の『週刊文春』(文藝春秋)に報じられています。
外資系企業、海外でビジネスをしている企業は今後ジャニーズと距離を置くと考えられますから、ジャニーズタレントのCM降板はより増えていくのは間違いないでしょう。そういう意味では、ジャニーズは“稼げない事務所”になります。
ただでさえ、加害騒動やジュリー氏の残留、東山新社長に対する不安などから複数タレントの“退所話”も浮上しつつある中で、これは大打撃ですよね」(前出のワイドショー関係者)
たとえば芸能活動を休止中の嵐・大野智(42)は沖縄・宮古島にリゾートホテルを建設したり、芸能界に戻る気がないことがたびたび報じられてきたが、8月24日配信の『デイリー新潮』では、大野の活動休止の背景には、ジュリー氏との溝もあり、ジュリー社長体制下で活動を再開させる気はない、という元ジャニーズ事務所スタッフのコメントが掲載されていた。
「今回の騒動でジュリー氏は社長を退いたものの、株を100%保有したまま代表取締役として残る決断をしています。ジュリー氏本人は“院政を敷くこともない”と会見でコメントしてはいましたが、大野さんにしてみれば、失望感があるのではないでしょうか。嵐は9月15日に結成25周年、11月3日にデビュー25周年のアニバーサリーイヤーに突入しますが……いよいよ、そのタイミングで“決断”するのではないか、とも噂されていますね」(前同)
そのほか、Snow ManとSixTONESには絶えず「恩師・滝沢秀明氏(41)が立ち上げた事務所『TOBE』への移籍説」が流れたり、ジャニーズ色が薄いソロ俳優路線の生田斗真(38)も退所説が出たりと、退所に関する報道が加速しつつあるジャニーズ事務所。
続々と発表されるCM終了の発表が、あらためて“帝国”の終焉を感じさせる―――。