創業者のジャニー喜多川氏（享年８７）の加害問題を巡って、大きく揺れているジャニーズ事務所。大手企業の間では同社所属タレントの広告への起用を見直す動きが広がってきており、“絶縁宣言”をする企業もあったりと、あらためて事務所はピンチを迎えている。
「事務所は９月７日に都内で会見を行ない、藤島ジュリー景子氏（５７）に代わり、東山紀之さん（５６）が新社長に就任することや、加害を事実と認めることなどを４時間超にわたる会見で明かしましたが、信頼を回復することはできていない。
一時的な見合わせから完全な縁切り宣言、現時点では保留の企業などがありますが、多くの企業のＣＭ・広告が契約満了次第、終了となる。とりわけ広告起用が多かった嵐は、４本も終了してしまいます」（ワイドショー関係者）
嵐は日本航空が櫻井翔（４１）と松本潤（４０）と、ＣＭやポスターなどの露出はないが契約中。
そして、東京海上日動火災保険が相葉雅紀（４０）、アサヒグループホールディングスが『クリアアサヒ』のＣＭに二宮和也（４０）とＫＡＴ－ＴＵＮ・中丸雄一（４０）、Ｈｅｙ！Ｓａｙ！ＪＵＭＰ・山田涼介（３０）、ＳｅｘｙＺｏｎｅ・菊池風磨（２８）ら４名を起用し、『三ツ矢サイダー』のＣＭには櫻井と相葉がジャニーズＪｒ.内ユニット美 少年が起用されている。
露出こそないものの契約中だった日本航空を含めると、嵐が携わっている４本（３社）との契約が終了することになる。
なお、Ｓｎｏｗ Ｍａｎはグループでアサヒの『ミンティア』、目黒蓮（２６）が単独でキリンの『午後の紅茶』のＣＭにそれぞれ出演しているが、こちらも契約満了と同時に終了となる。
キリンとアサヒグループは非常に強い言葉で方針を発表しており、キリンは「現在起用しているタレントの契約満了をもって今後起用しない」と公式に発表。アサヒグループにいたっては、９月１１日の『朝日新聞』の取材に対して「取引を継続すれば、私たちが人権侵害に寛容ということになる」と、勝木敦志社長が断じている。
