■TVerのサムネイルで追い打ちをかけられる始末

 ちなみに、第9話はベキ(役所/40年前は林遣都/32)の悲痛な過去など多くの名場面があったにもかかわらず、TVerの公式見逃し配信のサムネイルが黒須の“瞼にテープ”だったことも、《このシーンでなくてもwww》《もっと名シーンあったじゃん?》と、ファンを爆笑させているのだ。スタッフも、黒須のネタキャラ的な人気を知っているのかもしれない。

 また、乃木が実は別班4人を射殺しておらず、日本で無事に生きていることが第9話で判明したが、それを知った途端に、黒須の乃木の呼び方が「さん付け」に戻っていたことにも、

《めちゃくちゃ緊迫した緊縛シーンなのに黒須がさん付けに戻ったの面白すぎた》
《松坂桃李が裏切り者説もあったけど、別班メンバー殺されてないって知ってからさん付け戻したのピュア過ぎて、ないな……ってなった瞬間だった》

 といった声が多く寄せられている。

「黒須は先輩の乃木を強く信頼していたのに、“ベキが乃木の実父”という事実を全体の作戦会議まで教えてもらえなかったり、乃木に撃たれた後も“作戦ですよね?”とすがるように尋ねても、冷酷に本気の裏切りだと告げられたり、さらにそれも嘘だったことが第9話で発覚したりと、もう黒須の心はぐっちゃぐちゃでしょうね。

 そして、黒須本人は見ていませんが、乃木の黒須モノマネは、すべてがハイクオリティな『VIVANT』にあって、突き抜けたチープさでしたよね。視聴者を笑わせるためにわざとやっているかと思ったくらいでした。

 黒須の登場は第4話の中盤でしたが、7、8、9話、そして下手したら最終回も拘束されたままの可能性もあり、このままいけば出演時間の半分は拘束状態ということになります。初期から視聴者に不遇キャラ疑惑がささやかれていましたが、ここまでムゴい扱いを受けるとは思っていなかったでしょうね……」(テレビ誌編集者=以下同)

『VIVANT』の情報解禁当時、堺、阿部寛(59)、二階堂ふみ(29)、役所、松坂の5人がメインキャストであること、それを強調するキービジュアルが最初に公開され、松坂以外のメンバーは第1話に全員登場した。

 しかし、松坂だけは登場せず、初登場はなんと第4話中盤と非常に遅かった。そのうえ、松坂が出演している『アタックZERO』のCMが『VIVANT』の枠で放送されているため、「今週も出番ZERO」「実はドラム(富栄ドラム/31)が着ぐるみで中身が松坂桃李説」などと、登場するまでネタにされ続けていたのだ。