■「野崎のスマホ」や「薫と赤飯」の伏線が未回収
「空白の2年間で乃木を救助したが、過激派の拷問などで薬物を打たれてしまった」「実はベキと面識がある」などの考察も多く、
《確かに小日向演じる長野専務は大学進学前に2年間の空白があり、小日向が前半の不倫だけで終わるとは考えられないよね‼️ベキを操る黒幕な感じも否めない》
《ベキを見捨ててヘリコプターを撤退させるよう命令した指揮官が長野専務だった、とかはないですかね?年齢的にはありそうですが》
といった声もある。
ラスボスは誰なのか、ノコルなのか櫻井司令なのか長野専務なのか、はたまた全く別の人物なのか――非常に気になりますが、それ以外にも多くの伏線が残っています。本当に最終回の79SPで回収できるのか……」
まず、絶対に回収しなければいけない伏線として、第7話であった“野崎とスマホ”の描写がある。
第7話で野崎とチンギス(バルサラハガバ・バトボルド)らバルカ警察チームが、別班に襲撃されたロシアの反政府組織を発見した現場で野崎のスマホが震え、画面を見た野崎は驚愕したような表情を浮かべていた。この場面は緊迫感を煽る効果音付きでかなり強調されていたため、これを回収しないことはありえないだろう。
また、バルカに向かう前に乃木が“黄身4個の目玉焼きを見つめる薫”の映像をスマホで撮影していたこと、乃木が射殺したことになっていた別班4人は野崎とバルカ警察が「棺」として日本へ送り返していたことから、
《野崎のスマホになんか通知来てたのは乃木からで撃たれた別班メンバーを棺で日本に搬送するのをお願いしてたってことでおけ?》
《目玉焼き動画4つの卵は、別班の4人、蓋をして…棺に入れて出国させて……という野崎へのメッセージだとしたら、すごいわ》
《蛍石のリークもテントモニターからの別班メンバーが生きてる報告も全部乃木の作戦で計算通り事が動いてるんじゃないかな》
といった考察がSNSにも多く寄せられている。
「目玉焼きはともかく、“別班4人の死を偽装して棺を日本に送る”のは、現場で“死体”を確認した野崎が協力しないと成立しませんからね。
また、スマホの次に“これは回収するはず”と長らく言われ続けているのが、薫の正体ですよね」
薫は乃木の命を助けてくれバルカの少女・ジャミーンの主治医で、乃木にとって「帰るべき場所」になりつつある、まさに“ヒロイン”と言える存在。しかし、序盤から怪しい描写も多く、視聴者の間では絶えず“裏の顔”を疑われ続けている。
特に、第2話・第7話で薫が赤飯を食べた際は、どちらも顔をしかめていて食べ慣れていないかのような表情をしていたことに加えて、8月30日に発売された公式ノベライズ版(扶桑社)でも、第2話の赤飯のシーンに意味深な薫の発言部分の“加筆”があった。
そして、薫が登場しなかった第9話でも“赤飯を食べたことのないノコルと薫のリアクションが同じ”と受け取れる描写もあり、
《(テントが)孤児を助ける活動をしていたことを知っていれば、二階堂ふみが何かしら知っていたか関与していた可能性はある》
《「【赤飯は乃木-薫を結ぶ乃木家の味】薫は異国育ち乃木の実妹かベキの施設にいた孤児と予想》
《テントには汚れ仕事と、表の綺麗な仕事をするのに二人が必要。ベキの死をもって乃木とノコルが真に和解し、テントを継いでいくのではと思っている。薫さんはベキの施設の出身なんじゃないかな、テントのことは知らないけど、テントの関係》
といった声が、「テントがテロ請負の活動活発化させたのと、薫がバルカを訪れたのがどちらも3年前」という共通点もあって、多くの考察が寄せられている。