ジャニーズ事務所の歴史的な記者会見から1週間が経った――。都内の会見場に300人以上の報道陣が詰めかけたのは9月7日のことである。黒いスーツに身を包んだ男女4人が登場し、深々と頭を下げると無数のフラッシュが壇上へと浴びせられた――。

 スポーツ紙記者が語る。

「1962年に創業されたジャニーズ事務所ですが、一貫して同族経営を続けてきた。2019年7月に創業者であるジャニー喜多川氏(享年87)が亡くなると、姪の藤島ジュリー景子氏が、新社長へと就任しました。しかし、今年3月にイギリスの国営放送BBCがジャニー氏による所属タレントへの加害問題を扱った『J-POPの捕食者 秘められたスキャンダル』を放送するや、世論の空気は一変。一気に事務所へと逆風が吹き始めたのです」

 事態はどんどん大きくなり、その結果、開かれたのが9月7日の記者会見で、出席したジュリー氏は社長から退任していたことを発表。新社長に就任した東山紀之(56)、ジャニーズアイランドの代表を務める井ノ原快彦(47)と弁護士の4人が壇上でフラッシュを浴びることになった。

会見に出席した(左から)井ノ原快彦、東山紀之、藤島ジュリー景子氏、木目田裕弁護士