■次作『下剋上球児』にささやかれる“懸念”
ついに今夜9時、 #半沢直樹 最終回。
— 半沢直樹【応援ありがとうございました??】 (@Hanzawa_Naoki) September 26, 2020
みなさん、テレビの前でお会いしましょう! そして、ぜひ一緒に見届けてください。#みんなで半沢直樹見よう #tbs pic.twitter.com/49Uo9pd6yW
前出の制作会社関係者が続ける。
「まず、弱小校や荒れた学校が全国大会に出場するという話は、実話なら確かにドラマチック。しかし、ドラマだと“どこかで聞いたことがある”ような話になりがちです。
それこそTBSで放送された作品だけでも、まずは弱小ラグビー部が花園制覇を成し遂げた実話を描いた『スクール☆ウォーズ 〜泣き虫先生の7年戦争〜』(1984年)が挙げられます。そしてさらにイメージが近いのは、漫画原作で高校野球が舞台の『ROOKIES ルーキーズ』(08年)ですよね。同ドラマは大ヒットしましたし、比較されるのは避けられないでしょう」
さらに、「日曜劇場では話題作の後を継ぐ作品はスベる傾向にある」(前同)というのだ。それは”視聴率男”として名声を手にしたキムタクこと木村拓哉(50)も例外ではなかった。
「堺さんが主演を務めた2013年の『半沢直樹』は最終回の平均世帯視聴率が驚異の42.2%で、全話平均視聴率は28.7%。その後10月期に放送された木村さん主演の『安堂ロイド~A.I.knowsLOVE?~』は初回こそ19.2%と好スタートを切りましたが、徐々に下がって全話平均では12.8%。『半沢直樹』の半分にも届かない結果に終わりました。現在から考えると悪くない数字ですが、前クールの作品と比較すると、“惨敗”になってしまいますよね」(同)
しかし、局側もただ手をこまねいて眺めているだけではない。
「鈴木さんは、21年7月期の日曜劇場『TOKYO MER〜走る緊急救命室〜』の主演を務め、平均世帯視聴率14.3%をマーク。その後、劇場版(23年4月28日公開)も興行収入45億円を叩き出した局にとっての大功労者です。
『VIVANT』にも出演する名バイプレーヤーである小日向文世さん(69)を連投させ視聴率奪取を目論んでいる。実際のロケ地に甲子園を使うと報じられているように、かなり気合いが入っているのは間違いない。上層部は“ただ負け戦に挑むつもりはない”と鼻息が荒いですね」(同)