■約2週間でフォロワー数180万人を超える伸びっぷり
そんな踏んだり蹴ったりな状態が続いていた真剣佑だが、『ワンピース』でゾロを演じたところ、これが大好評。“腕を組んで立っている姿”1つとっても完全に“ゾロ”と化しており、
《きっと世界中のどこを探しても、腕の組み方一つでこんなにもゾロすぎるゾロを表現できる人物なんて真剣佑以外にありえないと強く確信してしまうほどに、原作に対する理解度の高さがあらゆる角度から滲み出ていて、彼が携わる実写作品はこれからも自信を持って人に勧めていきたい》
《限りなく現実に即しながらも、もはや「ロロノア・ゾロ」以外の何者でもないクールな言動と、筋骨隆々なシルエットの新田真剣佑の魅力が「なんでこの頼もしさで船長じゃないんだ」感を終始見事に体現しすぎていて、最初に出会えた仲間のレア度の異常な高さが原作以上に際立って仕方ない》
と、原作ファンからも絶賛の嵐。もちろん海外からの賞賛の声も非常に多い。
「分かりやすい指標としては、インスタグラムのフォロワー数ですよね。これが爆上げもいいところで『ワンピース』の公開前、真剣佑さんのフォロワー数は約320万人ほどだったのが、9月18日現在(8時)は約500万人――2週間と少しで、およそ180万人も増えています。
真剣佑さんの人気が爆発している理由は当然、実写版『ワンピース』の大ヒット。同作は原作に最強のネームバリューもありますが、しっかり実写作品も成功した理由は、大きく分けて3つ考えられますね」(映画ライター=以下同)
1つは、実写版ドラマでも原作者・尾田栄一郎氏が製作総指揮を務め、制作陣も尾田氏をリスペクトしていることだ。国内外問わず、実写作品が原作の重要なポイントを改変してファンのひんしゅくを買うことは珍しくない。
しかし、本作は尾田氏が妥協なく監修している。7月22日には直筆のメッセージを寄せているが、
《撮影が終わってるのに、「ここ、面白くないから世に出せないです!」って事で、再撮影してくれたシーンもいくつもあります》と、尾田氏が直接リテイクを要求したり、逆に撮る前は納得していなかったシーンが《「イニャキルフィなら成立してる…! むしろいい…!!」ってシーンもありました》
と、実写ならではの違いも理解しつつ撮影に臨んでいたことが綴られている。
ちなみに、本作の契約を担当した福井健策弁護士は立場上詳しくコメントできないと前置きしつつ、9月9日にX(ツイッター)にて《ハリウッド型契約にはほぼ100%「原作の改変は自由で、著作者人格権は行使できない」という条文》があること、そのうえでしっかりと交渉と行なうことが大切であることを解説していた。福井弁護士も、陰の立役者と言えるだろう。