【以下、VIVANT』最終話までのネタバレを含みます】
9月17日に最終回を迎えた、堺雅人(49)主演の連続ドラマ『VIVANT』(TBS系)。多くの伏線を回収し有終の美を迎えた一方で未回収の意味深な描写も多く、視聴者の考察が終わる様子はない。
『VIVANT』は、自衛隊の影の諜報組織「別班」の一員である乃木憂助(堺)を主人公に描かれる、『半沢直樹』で演出を務めたTBSの福澤克雄氏が原作・監督を手掛けるオリジナルドラマ。
本作は考察ドラマとして社会現象を巻き起こしたが、公式には「あくまで愛を知らずに育った乃木憂助が愛を求め、人生を取り戻していく大冒険」であり、
「VIVANTは考察モノではありません。考察モノだという思いでは作っていない、というのが正しいかなと」
と、福澤監督とともに最前線を指揮した飯田和孝プロデューサーが、9月17日放送のニュース番組『THETIME,』にて明かしている。
「これはつまり、意味深な描写が意味深なままで終わる可能性は低いということですよね。単なるミスリードだった場合も、それ相応の“答え合わせ”が行なわれるのではないでしょうか。
それを考えると『VIVANT』には未回収の伏線らしき描写が多いため、“続編内定報道”も相まって、考察が再燃している状況です」(テレビ誌編集者=以下同)
『VIVANT』は2025年7月クールに続編が内定している、と9月1日に『NEWSポストセブン』に報じられている。続編――ここでは便宜上『VIVANT2』とするが、そこでは、今回放置された伏線が回収されるのかもしれない。
「特にマストなのは、乃木の思い人でWHI(世界医療機構)の医師・柚月薫(二階堂ふみ/28)の“赤飯”と“目玉焼き”関連の伏線回収ですよね。『VIVANT』の最終話では、純粋に“乃木の帰るべき場所”みたいな感じで裏のないヒロインとして終わった薫でしたが、特に赤飯の描写ではずっと疑われ続けていましたからね……」
薫は第2話と第7話で“赤飯を食べて顔をしかめる”という描写があり、しかも公式ノベライズ本では第2話の描写に非情に意味深なセリフが追加されているのだ。詳細は伏せるが、“赤飯が美味しかった場合は明らかにおかしい、変な発言”であることは、読めばすぐわかる。
また、第7話では薫が黄身が4個の目玉焼きを作る姿を乃木がスマホで撮影していたが、これについても最後まで触れられることはなかった。
これらの意味深な描写から、敵味方は別として“薫=テントの孤児だった説”や“インターポール説”、“動画が乃木の窮地を救う説”などが唱えられてきただけに、
《単に表情が変な人なのか、今後に期待なのか謎てすね薫先生。今の所は月九の人(※恋愛ドラマのキャラ)でしたね薫先生》
《薫先生の最後の顔が意味深って言われてるけど、不味そう不味そうって言われてた赤飯のシーンも今のところなんの回収もなかったのを見る限り、ただ長期間放置されたのがつらすぎて意味深顔になっちゃっただけなのでは?もはや二階堂ふみちゃんがそういう顔ってだけなのでは?って気がしてきた。》
《薫マジで何だったんだ。薫が赤飯を不味そうに食ってたのと、目玉焼き四つ焼いてたのと、薫の動画を撮ってたのどう説明すんだよ》
といった声が、SNSにも多く寄せられている。