■続編はノコル来日、黒須国外追放の危機に!?

 なお、ノコルは『VIVANT』では最後までバルカ共和国を離れることはなかったが、「ノコルは多分日本にも行きたいハズ。(理想でしかないので気にしないで)もしまた皆様に会えたら優しくしてあげて下さい。(理想でしかないので気にしないで)」と、ノコルを演じた二宮は最終回にX(ツイッター)に綴っている。続編では、ノコルが日本を訪れて“兄”である乃木に協力する展開もあるかもしれない。

二宮和也の公式X(ツイッター)『@nino_honmono_j』より

「ノコルといえば、『VIVANT2』がある場合、気になってくるのが乃木の後輩で別班の黒須駿(松坂桃李/34)の処遇ですよね。最終話では乃木に懐刀を託されてノコルとバルカに残った黒須ですが、下手をすると今回の『VIVANT』以上に悲惨な目に遭いそうです……」

 黒須はメインキャストで1人だけ初登場が第4話と極端に遅かったため“不遇キャラ”疑惑が浮上していたが、第7話終盤では乃木に撃たれ、最終話の序盤までずっとテントに拘束され続ける羽目に。

 さらに、第9話では乃木が黒須のスマホを使って、テントの資金を稼ぐための信用取引を展開。乃木が黒須の雑なモノマネをして証券会社に連絡して大量に売り注文を出した後に、黒須がつかんでいた当該会社の不祥事を公表するインサイダー取引を行なった。

 この一件について黒須は知らされていないが、別班の件は明るみに出せないため、このままでは“大金目当てに黒須がインサイダー取引を行なった”という形で逮捕されてしまう可能性があるだろう。しかも、状況から“逮捕されるのを恐れて国外に逃げてからインサイダー取引を仕掛けた”と誤解されてもおかしくない。

《先輩のせいでひどい拷問受けてさ、殺意だけが募っていったろうにさ、裏切ってないと分かった瞬間全部吹っ飛んで安心しちゃう黒須きゅん、都合のいい男すぎるよ 勝手に10億のインサイダー取引されてることも知らずに》
《黒須、帰国したら最悪インサイダーで捕まる可能性あるからこのままテントいた方がいいよな(笑)》
《黒須、先輩と無事日本に帰っても、先輩のせいでインサイダーで捕まる説出てて爆笑してしまった。黒須の乃木さん株タワーオブテラー並みの乱高下確定じゃないかwww》

 と、黒須に対する同情の声と、“もう帰国できないんじゃないか”という声が多く寄せられている。

「バルカと日本に犯罪者引き渡し条約はないし、表向きの黒須は“世界で10本の指に入る地下資源の探索、掘削の研究開発を行なう資源開発プラントの優秀なエンジニア”。ノコルらテントの悲願であるフローライト採掘に欠かせない人材ですから、バルカ政府資源開発担当特別長官に就任したノコルの計らいでどうにか助けてあげて欲しい、という声も多いですね。

 松坂さん演じる黒須は今回、極めて大変な目に遭い、なんとかその状況から最終話で抜け出せた。しかし、“続編”での未来はあきらかに暗い……。日本を守る重要組織の一員なのに帰国不可能という気の毒すぎる話になってしまいそうですが……この“伏線”も、続編で回収されるのでしょうか」

 9月17日に行なわれたファンミーティングで「正直に言うと、僕の中では第3部まで考えて作ってる」と明言した福澤監督。『VIVANT“2”』で、積み残された“伏線”をしっかりと回収して欲しい!