■【補償と救済とは何をするのか】

あべ はっきりはいいにしても、ちょっとは連絡を取ってね。今回こういう記者会見を開いて、このようにして、補償は必ず私たちがやりますみたいな。1回ぐらい対面してるのかなとか思ったりするんですよ。でもそれすらなくて記者会見に臨む。

 慌ただしく今回新しい社長の発表とかもしなきゃいけないとか、いろんな作業はあったにせよ、全てがまず、認めました。謝りました。これこれやっていきます。社長は東山さんです。こういうふうに一生懸命。これまでのことは変えられないから、過去についてはね。前を向いてこれからジャニーズ事務所のみんなとタレントと一緒に頑張っていきます。ということは伝わるんですけれども、第一歩なのかもしれないんですけれども。何もね、見えてこないっていう会見の感じ。

芸能ジャーナリスト・佐々木博之(以下・佐々木) これからもっと被害者が出てきて、被害を訴えている方たちと対話なりするんでしょうけど、補償と救済って一体何をするのかって、具体的なことって、もうお金しかないわけですよ。だからそれをやるのにどうするかっていうのを決めるのは、そんなに簡単にはできないんじゃないかと思うんですよ。

あべ 記者会見、同じような質問が飛んだり東山さん個人の話だったりとか、井ノ原さんにだったりとか会見それぞれの雰囲気があったんですけど、私個人に感じたのは井ノ原さんの言葉がとても素直に入ってきて、彼の人柄とあの人の言葉に嘘はないなっていうのがまず一つあって。

 で、東山さんについては、まだこのバタバタの中で社長「じゃあわかった。僕がやる。芸能界引退」っていうところにまだ整理ついてない部分があったんじゃないか。もちろんそうですよね。