ジャニー喜多川氏(享年87)の加害問題を受け、テレビ局内も大騒動となっている――。
デビュー前のジャニーズJr.をメインに、ジャニーズタレントが数多く出演するNHKの音楽バラエティー『ザ少年倶楽部』(BSプレミアム、BS4K/毎週金曜18時~)も、ついに見直しに入ったという。
ジャニーズタレント起用の見直しは、ジャニーズ事務所が加害問題を公式に認めて以来、怒涛のように続いている。
まず、ジャニーズタレントをCMに起用してきた企業が続々と“契約更新なし”を発表。TBSは『A-Studio+』にゲスト出演予定だったSexyZoneの中島健人(29)の収録を見送ったが、同番組は花王の一社提供で制作されており、その花王がジャニーズタレントの起用中止を明らかにしていることが影響した。
スポンサーと番組の関係について、広告代理店社員が明かす。
「『A-Studio+』でいえば、笑福亭鶴瓶さん(71)とともにKis-My-Ft2の藤ヶ谷太輔さん(36)が司会を務めている。中島さんは出演NGの一方で、なぜ藤ヶ谷さんは続投なのかという声もありましたが、単純に“できるところから”手をつけたという形。スポンサーがジャニーズタレントを出すなとか起用するなとか言っているわけではなく、あくまでも局サイドの判断です。
CMやポスターなどといった露出についても同じ。代理店としては、今すでに出ているものを一気に全部やめるのではなく、何から下ろせばいいかという話を連日スポンサーと続けています」
他にも9月15日に最終回を迎えたSnow Man・目黒蓮(26)主演ドラマ『トリリオンゲーム』(TBS系)では、同日の局内電波ジャックが立ち消えになった。これも背景には“スポンサー配慮”があったという。キー局関係者が裏事情に言及する。
「電波ジャックとはつまり、さまざまな番組に出るということ。どの番組にどのスポンサーがついていて、どこまで配慮するのか……といった議論は、正直面倒。ならばいっそ出る番組を絞ったほうが話が早かった」