■最終回で度肝を抜いた男と終始疑われていた潔白キャラ

■第2位 “最終回で視聴者を驚愕させた” 新庄浩太郎(竜星涼/30)

 第2位に選ばれたのは、警視庁公安部の野崎守(阿部寛/59)の部下で、その正体は“テントのモニター”だった新庄。優秀で、ずっと一緒に行動していた野崎やキレ者の乃木でさえ新庄がモニターだとは全く気づいておらず、最終回の後半で正体が判明した際は「新庄!?」と野崎は驚愕を隠せていなかった。

※画像は竜星涼スタッフ公式X『@ryusei_staff』より

「山本とは違い、テントや創設者ノゴーン・ベキ(役所広司/67)の事情も理解して心酔していましたが、どうやってモニターになったかなどの経緯は描かれませんでしたよね。裏切った後、別のテントのモニターの手引きで海外逃亡を図る旨をベキに伝えて出番が終了しましたが、2025年7月クールに放送が噂されている“シーズン2”で、テントに心酔するに至った生い立ちなどが明らかになるのでしょうか……」

 ある程度の伏線はあったが、中盤以降の新庄は“尾行に失敗するヘッポコ捜査官”のイメージが強かった。また、視聴者の間ではむしろ「実は別班では?」という説が根強かったため、真逆の正体に、

《新庄さん怪しいと思って別班かと思ってたけどまさかのテントかーい!!!!すっかり騙された…》《新庄!!!!お前別班じゃなくてテント側かよ!!!!》

 と、多くの視聴者が「ウソでしょ!?」と驚いたことがSNSからも読み取れる。

■第1位 “本当にただの良い人だった”柚木薫(二階堂ふみ/28)

 山本、新庄とは逆に“終始視聴者に疑われ続けていたが本当に裏表のないヒロインだった”という意味で視聴者を裏切ったのが、WHI(世界医療機構)の医師で乃木が思いを寄せている女性・薫だろう。彼女の“オチ”に関しては、視聴者の間でも賛否両論となっているが……。

「“赤飯を食べ慣れていないように顔をしかめる”という描写を第2話、第7話、ノベライズ本の加筆で強調していたこと、第7話で“目玉焼きを見つめる薫”を乃木が唐突にスマホでビデオ撮影していたこと。2つのあまりに意味深すぎる描写が、回収されないまま話が終了しましたからね。

 赤飯はまだ“一口食べて美味しさに唸っていたのを深読みしすぎたかな”と言えなくもないですが、ノベライズ本を読むとやっぱり変ですし、目玉焼きのビデオは本当に何だったのか……。やはり、薫には本当に何か明らかになっていない“裏の顔”があって、続編で回収されるのではないでしょうか。そうでないと納得できませんよね。

 もちろん、“乃木の帰るべき場所”として、最終回で無事にハッピーエンドを迎えたことを喜ぶ視聴者も多いですが……」

 薫の「赤飯」と「目玉焼き」の描写には、

《薫マジで何だったんだ。薫が赤飯を不味そうに食ってたのと、目玉焼き四つ焼いてたのと、薫の動画を撮ってたのどう説明すんだよ》
《乃木が目玉焼き作る薫先生を撮影してたの怪しいって思ってたけど結果推しの画像を1枚でも多く保存したがるワシらと同じ行動原理だったのジワる》

 といった声も、多く寄せられている。