■歌姫・安室奈美恵の絶大なパワー
悪天候下での強行開催となった理由はどのようなものだったのか――。
「安室さんが引退した2018年と翌19年こそトラブルなく開催できましたが、20年、21年はコロナ禍でオンラインでの開催に。22年9月は台風で中止。延期になった12月も強風予報で中止になっている。入場料1人7500円と強気の価格設定ですから、運営側としては契約が終わる今年まで中止になったら収益が上げられないということで、強行開催したのではないでしょうか」(レコード会社関係者)
もともとこの花火イベントは、「“安室”の名前で稼ぎたい音楽関係者主導で始まったもの」(前同)だという。
「表向きは“故郷・沖縄のために”と安室さんの意思で行なっているように発表されています。しかし実態は、安室さんと仕事のつながりがあった周囲の音楽関係者とグッズの製造・販売会社を経営する人物が、本人の稼働なしで実現できるビジネスモデルをと考えた末に作り上げたものだと聞こえてきています。もちろん、安室さん本人の了解の上ではありますが。
ただ、イベント保険には入っているでしょうが、2年連続中止となれば赤字は免れられないでしょう。あの豪雨の中で開催するのですから“地元のため”“沖縄のため”というよりも、関係者の利益のためと指摘をされてしまっても仕方ないでしょうね……」(同)
熱心なファンからは開催に感謝する声が上がっていたものの、来場者の無断駐車の多さなどもあり地元民からは苦情が多かった本イベント。約束の5年が経過し同花火大会はもう開催されないが、引退して5年も経つのに多くのファンを集め、大きなおカネを動かす歌姫・安室奈美恵はやはり偉大だったということだろう。