■ジュリー氏は娘のために創業家の会社残留を画策!?

 前出の芸能プロ関係者が続ける。

「9月7日の会見に至るまで、ジュリー氏はなんとか創業家が会社に残れないか画策していたと聞こえてきています。それは娘さんのためですよね。叔父のジャニー氏、母親のメリー喜多川氏(享年93)から会社を引き継ぎ、今度は娘に継承していく。その流れを途絶えさせるわけにはいかない、途絶えさせたくない、と最後まで粘ったといいますね。

 娘さんは所属グループのコンサートでは終了後に幹部と並んで来客に挨拶するなど、社長になるための帝王学を学んでいましたからね。ただ、ジュリー氏がそんな足掻きをしたことでスポンサー離れは深刻に。いよいよ会社は存亡の危機となり、創業家どうこうなんて言っていられなくなった。それで新たな体制を整え、再び会見を行なうことになったということですね」

 10月2日に予定されている会見では、ジュリー氏が保有する株式の取り扱いについても発表があるという。

「東山さんも被害者の救済に当たっていくことになるのでしょうが、新会社は基本的にはタレントのマネジメントがメインです。被害者の橋田康氏は東山さんから直接謝罪されたと明かしましたが、東山さんは新会社とジャニーズ事務所にも籍を残して被害者の救済に臨むのかもしれません。

 聞こえてくる新体制には、被害者としっかりと向き合っていく姿勢が伺えますが、いくら屋号を変えたり、新会社を立ち上げても、器が変わっただけで中身は今までと同じですからね。スポンサー企業がいきなり“これで問題ない”と判断することはないでしょう。

 しっかりとコンプライアンスを遵守していける体制なのか、圧力や忖度がはびこる旧時代的な感じではないのか、当面の間、そういったことを厳しく注視され続けるでしょう。中身がある誠実な会見ができても、10月2日ですべてが丸く収まることはないでしょうね。

 そして、もし10月2日の会見が世間や企業が呆れるようなお粗末なものだったら……ジャニーズはいよいよ終焉を迎えてしまうでしょう。それくらい極めて重要な会見になりますね」(前同)

 10月2日、東山と井ノ原は、世の中が納得できるものを示せるだろうか――。