■ジュリー氏は被害者の救済、井ノ原快彦は……

 ジュリー氏はジャニーズ事務所の社長を辞任したものの、株式を100%保有したまま代表取締役として会社に残留。被害者の救済とタレントのケアに専念すると明言した。

「ジュリー氏はジャニーズ事務所に残り、被害者の報償と救済にあたっていくと。新会社にはいっさいタッチしないとみられています。

 井ノ原さんも新会社に移籍するのでしょうが、引き続き、若手の育成やプロデュースを手掛けるジャニーズアイランド――社名は変わるのでしょうが――の責任者を続けるはずです。一部では井ノ原さんが新会社の副社長に就任するのではないかという声もあります。たしかに9月7日の会見を見ると、彼がいないと会社は回らないのでは、と多くの人が思ったでしょうからね。

 ただ、井ノ原さんは人気バラエティ番組の『出没!アド街ック天国』(テレビ東京系)や人気ドラマシリーズ『特捜9』(テレビ朝日系)といったタレントとしての仕事を抱えている。芸能界を引退する東山さんに比べたらまだまだ若く、タレント業への思いも強いはず。今、“ジャニーズ”の副社長になるとテレビの仕事もやりにくくなるため、あえて肩書はつけないのではないでしょうか」(前出の芸能プロ関係者)

※画像は『出没!アド街ック天国』の公式X(ツイッター)『@admati_official』より

 ジュリー氏が株式を100%保有したまま代表取締役として残るとなったことに、批判的な声も少なくない。

 9月7日の会見後、ジュリー氏がアメリカ・ハワイに渡航していたこと、そして彼女が莫大な相続税から逃れるために代表取締役として残ったのではないかと、9月21日発売の『週刊文春』(文藝春秋)が報じたことで、ジュリー氏にはより冷ややかな目が向けられている。

 9月23日配信の『ENCOUNT』の問い合わせに、ジャニーズ事務所は「ハワイに行き、買い物をしたことは事実です。今回の目的は、実名で多くの誹謗中傷を受け、今年4月に入学していた日本の大学も諦めて米国に行かざるを得なかった娘と会うためでした。いろいろな話し合いをするのに時間も限られていたためにハワイで落ち合いました」とコメントしている。