【以下、VIVANT』最終話までのネタバレを含みます】

 9月24日、堺雅人(49)主演の連続ドラマ『VIVANT』(TBS系)が、前週17日に最終回を迎えたにもかかわらずX(ツイッター)トレンド入りを果たした。

『VIVANT』は、架空の国・バルカ共和国と日本を舞台に、自衛隊の影の諜報組織「別班」の一員である乃木憂助(堺)を主人公に描かれるオリジナルドラマ。『半沢直樹』で演出を務めたTBSの福澤克雄氏が原作・監督を手掛けている。

「全10話で終わった『VIVANT』でしたが、《#VIVANTep11》と銘打って、第11話が放送された設定でファンがあれこれ妄想を楽しんだんです。あらためて作品の人気ぶりが分かりますが、本作は“2025年7月クールに続編が内定している”という報道に加えて、福澤監督も当初から“3部作”を意識していたことを明かしています。

 実際に続編をやるとしたら、多くのファンが期待していることのひとつに“F”の新たな展開があるでしょうね」(テレビ誌編集者=以下同)

 主人公の乃木は気弱な主人格と、児童養護施設にいたころに現れた強気で冷酷な別人格・Fの二重人格として描かれているが、この二重人格を利用して任務をスムーズにこなすなどのシーンは少なかった。

「その理由についてですが、9月21日に発売された『VIVANT』公式ノベライズ本の下巻(扶桑社)の特別インタビュー【福澤克雄監督、『VIVANT』を語る。】に、納得のいく答えが書かれていました」

※画像はTBS日曜劇場『VIVANT』公式X(ツイッター)『@TBS_VIVANT』より

 数多くの裏話が収録されているため、実際の言葉は同書を読んで確認してほしいが、乃木の二重人格誕生について要約すると、

“乃木を、単純に『本性を隠して気弱な社員のフリをしている冷酷な別班』と描いては、視聴者が乃木を好きになれない。弱さと強さの両方を持っているキャラクターとして描きたかったから、“F”を生み出した”

 ということだったという。