■BE:FIRSTの『Mステ』出演に「これがずっと続くようだったら対応を考えます」と圧力!?
テレビ朝日の『ミュージックステーション』にはスタート以来、毎週のようにジャニーズ事務所所属のアーティストが出演。過去にはテレ朝局内にはジャニーズJr.専用のリハーサル室もあったと報じられている。
ジャーナリストの津田大介氏(49)がMCを務めるYouTubeの報道番組『ポリタスTV』が9月22日に配信され、ゲスト出演したジャーナリストの青木理氏(57)が次のように明かしたのだ。
青木氏は「余談だよ……余談だけどさ」としたうえで「この間、記者会見あったじゃないですか。ジュリーと東山と井ノ原3人が記者会見やってから数日後。3日後ぐらいに某テレビ局の幹部の人に話を聞いて、唖然としたんだけど」とコメント。
青木氏は動画内で「某テレビ局」と濁していたが、その文脈からはテレビ朝日のことを指していることは明らかで「幹部から聞いた話」として、それまでジャニーズタレントしか出していない音楽番組があり、その番組に初めてジャニーズタレント以外の男性アイドルを起用することに。
その男性アイドルを起用するにあたり、局の担当者がジャニーズ事務所、さらに言えばジュリー氏にその件を通告したという。これを受け、ジュリー氏は「今回はしょうがないと思いますけど、これがずっと続くようだったら対応を考えます」と、圧力や脅迫とも取れるような発言をしていたというエピソードを明かしていた。
■ジュリー氏に報告したテレ朝にも批判殺到
前出の制作会社関係者が続ける。
「9月15日、同29日放送の『Mステ』の3時間SPにBE:FIRSTが出演することが発表されましたが、青木氏はおそらくこのことを話したんだと思われます。テレ朝の担当者がジュリー氏におうかがいを立てに行くこと自体に批判が殺到していますが、もしジュリー氏の発言が本当だとしたらとんでもないことですよね。
新社長の東山紀之さん(56)と井ノ原快彦さん(47)は9月7日の会見で“忖度は必要ない”と断言していたのに、ジュリー氏はまだこんなことをやろうとしていると。青木氏は『サンデーモーニング』(TBS系)にもコメンテーターとして出演していますし、そんな影響力の強い番組でこのことを明かしたとしたら、さらにとんでもないことになるでしょうね……」
そんなテレビ朝日ですら、ここにきて“いよいよジャニーズ事務所と距離を取ろうとしているのでは”と感じられる話が聞こえてくるのだ。
同局の定例社長会見が9月26日、都内の同本社で行なわれ、篠塚浩社長(61)は「当時、私も仕事をしていたが、このような重大な人権侵害とは気がつかなかった」「性被害への意識が著しく低かったと反省しています」と謝罪したが――。
民放キー局関係者が話す。
「その変化は東山さんがMCを務めていた日曜朝の情報・報道番組『サンデーLIVE!!』(テレビ朝日系)で起こったといいます」