■「了解をいただきました」と会見で話していた東山紀之だが……

 10日の『サンデーLIVE!!』は、なぜ社長や会長が絡むと思われるような“異常な忖度放送”になってしまったのだろうか。前出の民放キー局関係者が続ける。

「実態はその逆だったとも言われているんです。というのも“テレ朝のドン”とも称される早河洋会長(79)が、あまりにも突然に東山さんが番組を降りることになったことに激怒して、“ふざけるな! 『サンデーLIVE!!』であの会見を放送する必要はない”となってしまったのではないかと、番組関係者の間では話されているんです。

 東山さんの代役を務めた野上アナも降板してしまい、『サンデーLIVE!!』を巡っては不穏な話がうごめいている。9月10日の番組の異様な内容については、話が出ているように早河会長が動いたのかもしれませんが……それはジャニーズへの忖度ではなく、あまりにも突然の、身勝手とも言える降板への怒りだったのではないか、ということですね……」

 7日の会見で東山は社長就任にあたって「平等性をちゃんと持たないといけないということで、こちらの会社の社長になるということで、急でしたが(テレビ朝日に)了解をいただきました」とコメントしていた。

「了解を得られたということですが、実態はそんな単純なものでもなかったはずです。テレビ朝日は、会見のだいぶ前に東山さんの引退と番組降板意向を知らされてはいたのでしょうが、それでも突然のものだったはずです。早河会長が怒ったとしても不思議ではないですよね。

 そもそも、2017年10月から始まった『サンデーLIVE!!』ですが、東山さんはしっかりと討論を仕切れるわけでもなく、原稿を噛むこともよくありました。ただ、テレ朝としては深いつき合いのジャニーズ事務所、同社の長男坊の東山さんということで、大目に見て成長を待とうという姿勢だった。

 にもかかわらず、急転直下の番組降板ですからね。たしかに社長業や被害者救済のためには仕方がないことではありますが、早河会長やテレ朝関係者が不快感を抱いても、当然と言えば当然だという見方もあるんです」(前同)

 東山の『サンデーLIVE!!』からの降板劇をきっかけに、テレビ朝日とジャニーズ事務所の蜜月関係にも大きな変化が生じているようだ――。