■ご当地アイドルの座をジャニーズが……地元の怒り!

 一方で、最近のジャニーズタレントは、ローカル番組への進出に熱心だった。

 たとえば、『24時間テレビ』の視聴率が最低だった名古屋地区の情報番組では、20年2月に放送開始した『タイチサン!』(東海テレビ)のMCは国分、準レギュラーをNEWS小山慶一郎(39)が務めている。今年21年目に突入する長寿番組『ドデスカ!』(名古屋テレビ)では、22年1月から火曜レギュラーをA.B.C-Z河合郁人(35)が担っている。

「ここ4、5年で急速にジャニーズタレントの出演が増えました。愛知県には、ご当地男性アイドルグループとして、俳優の赤楚衛二(29)や、5月22日でジャニーズ事務所を退所した元King&Prince平野紫耀(26)も初期メンバーとして加わっていたBOYSANDMEN(ボイメン)がいるのですが、彼らの活躍機会がどんどん縮小。入れ替わるかのように、ジャニーズタレントの出演機会が増えている印象です」(前出のキー局スタッフ)

 そんな状態に地元視聴者からは、

《地元拠点だからこそ頑張ってるのに、ココ最近のジャニーズ地元介入で、心狭い思いを強いられつつある》
《メーテレは名古屋発のボイメンをかなり取り上げていたのに、ジャニーズタレントが出演するようになってボイメンが画面から消えた 地元局なのに地元タレントが使えなくなるなんてファンでは無かったけどモヤモヤしたね》
《数年前から名古屋のローカル番組にどんどんジャニタレが出てきてレギュラーが増えてきてるの、私は違和感でしかなかったよ》

 など、怒りや違和感を抱く声がSNSにも寄せられている。

「地元民は“地元発のアイドル”こそ応援したくなるもの。ジャニーズタレントでも地元にゆかりがある人ならやっぱり嬉しい。Jr.タレントがメジャーデビューし、全国区になれば喜びもひとしおでしょう。

 でも、縁もゆかりもないとなると、“なぜあの人がローカル番組に?”という疑問の声や、ご当地アイドルのファンからは”地元潰し”と怒りの声がどうしても出る。それが今、ジャニー氏の大問題が取り沙汰されているジャニーズ事務所所属のタレントならなおさらです。

 今回の問題をきっかけに、地方局もキャスティングは見直さざるを得ないのが現実ですね」(前同)

 ジャニーズタレント排除の流れは、キー局だけの問題ではない。地方テレビ局も変わるのかーー。

※画像は『メ~テレ アナウンス部』公式X(ツイッター)『@nagoyatvann』より