創業者のジャニー喜多川氏(享年87)の加害問題を認めたことで、存亡の危機に直面しているジャニーズ事務所。各テレビ局もこの問題を重く受け止めており、日本テレビは9月20日に社名変更やマネジメントの組織分離などの検討を口頭で要請したことを25日の定例会見で明かしている。

「『24時間テレビ』などで、日テレはジャニーズとの蜜月関係で有名ですが、“視聴率王者”だけに今回の一件はより厳しく見ている。同局はかなりビジネスライクなところもあってダメな場合はバッサリいくので、今後、ジャニーズに対しては日テレはかなり厳しく接していくと見られています。

 そして、それは“日テレの顔”として評判が良かった櫻井翔さん(41)も例外ではない。彼には、かつてない逆風が吹いていますからね」(制作会社関係者=以下同)

 櫻井は毎年日テレの音楽特番の司会を務め、報道は『news zero』の月曜キャスター、バラエティは『1億3000万人のSHOWチャンネル』(毎週土曜日21時~)に出演する“日テレの顔”の一人として知られている。

「櫻井さんはキャスターとしての実力は確かで、業界からも視聴者からも評判が良かった。

 ところが、ジャニー氏の問題が本格的に取り上げられた際に、『news zero』が櫻井さんにコメントさせない方針を取ったことに非難が殺到。6月5日の放送回で初めて言及しましたが、時すでに遅しといった感じで、現在も“櫻井キャスター”の信頼は取り戻せていません。

 日テレは、スポンサーがジャニーズから手を引いている現状もあるため、“ジャニーズキャスター”の起用に限界を感じていて、今後に関しては、櫻井の独立や事務所が抜本的な改革などがない限り、半年後の24年3月末での降板に向け、調整に入っているとも聞こえてきていますね」